宇宙世紀0078年11月。地球連邦軍第08MS小隊配属前のシロー・アマダは、インドの秘匿基地で試験機ごと撃墜され、ガンジス川へ落ちる。
彼を救ったのは、まだ誰にも知られていない一人の少女だった。
ララァ・スン。
村では「声の守護者」と呼ばれ、地下に眠る神話兵器――BABEL CORE――と強制的に交信させられている少女。それは神ではない。声の出し方を知らないだけの、巨大な子供のような機械だった。
シローが出会うのは、ララァだけではない。連邦の伊達男スレッガー・ロウ、赤い影ランバ・ラル、正体を隠した補給士官マチルダ・アジャン――のちに戦場の伝説となる者たちが、まだ何者でもなかった頃の姿で、この秘匿基地に集まっていく。
この基地は、いずれどの戦史にも記録されない。だがその前に、ここには確かに、名前を持つ前の少女と、名前を持たない兵器と、まだ英雄になる前の男たちの戦争があった。
これは、正史の隙間に落とされた、もう一つの一年戦争前夜――そして、ニュータイプという言葉がまだ存在しなかった時代の、ララァ・スンの記録。
「貴方の寂しさを、私に分けてほしい。代用品でいい。私は、貴方の孤独の傍にいたい」▼宇宙世紀0081。小惑星アクシズ。▼そこにいたのは、死んだララァ・スンの面影を追い続ける「紅い亡霊」と、まだ何者でもなかった14歳の少女ハマーン・カーンだった。▼二人が「付き合っていた」という、語られざる4年間の真実。▼だが、その実態は甘い恋仲などではない。▼宇宙を導く重圧に耐…
総合評価:11/評価:
/連載:24話/更新日時:2026年05月21日(木) 17:00 小説情報
「娘よ。お前は今夜、地球を焼くための最後の部品になる」▼父の第一声が、これである。▼木星帝国の王女テテニス・ドゥガチ、16歳。趣味は引きこもりと、こっそり禁書を読むこと。3倍の重力に縫い止められた地獄の底で、彼女は“地球を焼く弾頭”として育てられた。▼——けれど、たった一度齧った赤いリンゴの味が、彼女の運命を反転させる。▼「こいつらの言いなりになるのが、死ぬ…
総合評価:11/評価:
/連載:13話/更新日時:2026年07月27日(月) 18:00 小説情報
——先に言っておく。あたしは、そんなに強くない。▼宇宙世紀0088年、小惑星基地アクシズ。ニュータイプ候補生のあたし、エルピー・プルは、指先から放つ電撃(エレクトロマスター)で基地の治安を守る「治安維持局(ジャッジメント)」のお仕事中。年上なのになぜかあたしを「お姉さま」と慕う暴走系・キャラ先輩と、天才オペレーター・ミリィと一緒に、今日も平和な(?)日々を送…
総合評価:14/評価:
/連載:12話/更新日時:2026年07月27日(月) 18:00 小説情報
宇宙世紀0092年12月22日、サイド1の難民コロニー、スウィートウォーターが新生ネオ・ジオンに占拠された。▼サイド1、ロンデニオン外縁区。▼ロンド・ベルが12月25日に実戦部隊として再編され、軍需物流が民間配給を圧迫し、やがて宇宙世紀0093年2月27日のシャア・アズナブルによる事実上の宣戦布告へ向かう世界で、▼ミリー・ラトキエは「食べる場所」を作ることを…
総合評価:16/評価:
/連載:25話/更新日時:2026年07月20日(月) 18:00 小説情報
「俗物が! どこを触っている!!」――第一次ネオ・ジオン抗争、真の敗因は総帥の絶叫と通信事故にあった。▼宇宙世紀0088年。地球圏の全モニターをジャックした「第404号流出音源」。▼そこに記録されていたのは、軍事回線を私物化するジュドー・アーシタと、それに対する総帥ハマーン・カーンの悲鳴と怒号の記録である。▼「ザビ家を超えているぞ!」「万死に値するぞ!」と飛…
総合評価:25/評価:
/連載:47話/更新日時:2026年07月27日(月) 19:00 小説情報
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