幼馴染の勇者を庇って女になったボク、見た目が勇者の好みど真ん中らしい
オリジナル:ファンタジー/恋愛
タグ:R-15 性転換 TS 精神的BL 幼馴染 勇者 恋愛 ファンタジー スローラブ スローバーン AI補助利用
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勇者カイルへ放たれた最後の一撃を、幼馴染の魔法使いリオは術式を書き換え、自分へ逸らした。
魔王は倒れた。
カイルも生き残った。
――けれど、リオは魔王の魔法の影響で女になった。
身体は健康。
記憶も人格も男性だった頃のまま。
けれど、元の身体へ戻る方法はない。
ならば今の身体に慣れて、魔法使いとして戦後を生きていけばいい。
リオ自身は、そう考えていた。
問題は、二十年以上一緒にいる幼馴染のカイルだった。
昔なら肩が触れても、同じ部屋で眠っても、何も気にしなかった。
なのに今は、リオが近づくだけで固まる。
目が合えば逸らす。
その理由が分かると、リオは少し面白くなった。
「ボクの顔、そんなに好きなんだ」
どうやら女になったリオの姿は、カイルの好みのど真ん中だったらしい。
昔からモテるくせに恋人を作らず、誘いを断ってはリオの部屋へ来ていたカイル。
その幼馴染が、自分を見るだけで困っている。
最初は、それを面白がっていたリオだったが、このまま以前のように接することもできないのは少し面倒だ。
そこでリオは、二人の距離を元に戻すため、一つの方法を思いつく。
けれど、それをきっかけに、二十年以上変わらなかったはずの二人の距離も少しずつ変わり始める。
昔なら何でもなかったことが、妙に気になる。
知っているはずの相手なのに、知らない顔が増えていく。
カクヨムでも連載しています。
- 第一話 最後の一撃だけは、カイルに届かせない (改)
- 第二話 カイルのそんな顔、初めて見た (改)
- 第三話 治っているから、戻らない (改)
- 第四話 その手、もう少し下 (改)
- 第五話 見た目だけなら、まだよかった (改)
- 第六話 見た目だけじゃ、済まなかった (改)
- 第七話 カイルには、分かっていてほしい (改)
- 第八話 昔のボクを知っている町 (改)
- 第九話 カイル、こういう顔が好きだったね (改)
- 第十話 勇者の部屋には、ボクの本がある
- 第十一話 ボクで練習すればいい
- 第十二話 褒められた紐ばかり使っている
- 第十三話 予定表に、理由はいらない
- 第十四話 それ、ボクの前で練習した顔だ
- 第十五話 練習だと思われている方が、楽だった
- 第十六話 次の休みも、ボクと約束して
- 第十七話 先に目を逸らしたのは、ボクだった
- 第十八話 ボクは、カイルに好かれたい
- 第十九話 帰るところまでが、ボクの魔法
- 第二十話 まだ、相棒です
- 第二十一話 六日後に、おかえりを
- 第二十二話 女扱いと、戦力扱い