アルザーノ帝国南部、ヨクシャー地方で魔術学院と共に発展してきた大陸有数の学究都市、フェジテ。

そのフェジテの大地主であり大貴族のフィーベル家で居候兼ボディガードを務める極東出身の男、朝比奈信一は『迅雷』と呼ばれる一子相伝の固有魔術を継承した朝比奈家の長男である。

彼は誰もが認める人格者であると同時に、誰もが認める魔術の落ちこぼれであった。主やもう1人の居候に助けられ、なんとか二年次に進級できたほどの落ちこぼれ。

そして、その男は常に二振りの刀を持ち歩いている。
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