ヴォルデモートがまだ闇の力を振るっていたある日、女予言者トレローニーの口から、生き残る運命を持つ男の子についての予言が下される。それからほどなくして、ヴォルデモートは没落し、赤ん坊のハリー・ポッターはプリベット通りに置き去りにされた。
同じ頃、日本のとある神社で一人の男の子が生まれた。名は、墓場鬼太郎。彼の中には、荒廃した異世界で「悪魔よりも悪魔」と恐れられた、もう一つの人生の記憶が眠っている。
六年後――両親を殺されたその夜、その記憶が目覚める。同じ頃、ホグワーツでは、ダンブルドア自身の血を引く「何か」についての、二つ目の予言が下されていた。
丁寧な言葉遣いの裏に、弱肉強食の摂理と乾いた合理主義を隠し持つ少年は、やがてホグワーツの扉を叩く――。