シュレイド地方の南東。人類の生活圏の遥か外に広がる大海原で、星のめぐりを狂わせる程の海底大地震が発生した。津波による大陸沿岸部の被害はもとより、海流が変化し、それに伴って大気の流れも変わって、世界は氷河期に突入しかねない大災害に見舞われた。
 海底大地震の際、不運にも航海中だった一隻の撃龍船が遭難した。撃龍船は赤道を越えた世界の裏側ともいえる場所にある大陸に流れ着き、奇跡的に生還を果たす。
 これまで大陸南方の海は、押し戻す強い海流と、荒れ狂う天候と逆巻く大波、突然に襲い来るモンスターなどによって、人類から閉ざされていた。
 だが、途方もない破壊をもたらした海底大地震によって、人類は未踏の大陸への航路を開かれた。奇跡の生還を果たした撃龍船の足跡は、そのまま新世界への道となったのだ。
 竜人族により、極秘裏に調査船団が組織され、出港する。航海途中で補給のために立ち寄った港で、密輸組織と抗争を続ける少年たちとであった調査団一行は、これを助け、調査団に迎えて航海を続ける。
 未知の大陸。未知の文明。未知のモンスター…。
 これは、そのすべての謎を解き明かしながら成長する少年たちの冒険を描く物語である。
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