突然、見知らぬ世界へと転移してしまった――。

『異世界おじさん』の嶋㟢陽介と、その甥・たかふみ。

二人が辿り着いたのは、ゲーム『原神』で知られる世界――テイワットだった。

しかし、二人が知っているゲームの世界と、実際に目の前に広がるテイワットは、完全に同じとは限らない。

モンドへ辿り着いた二人は、アンバーに助けられたことをきっかけに、この世界で生きていくための知識を少しずつ身につけていく。

モラを覚え、テイワットの文字を覚え、冒険者として依頼を受ける。

そして、蛍やパイモンをはじめ、モンドの人々と出会い、魔物やアビス教団との戦いにも巻き込まれていく。

一方、おじさんは異世界で培った経験と、精霊と契約して力を借りる「精霊魔法」を武器に、この世界を生き抜いていく。

たかふみは原神の知識を頼りに、この世界で起こる出来事を推測する。

――だが、ここはゲームではない。

知っているはずの世界で、知らない出来事が起こる。

ゲームで見た人物たちと実際に言葉を交わし、共に戦い、別れを経験することで、二人は少しずつこの世界を「現実」として受け入れていく。

それでも二人の目的は変わらない。

日本へ帰る方法を見つけること。

モンドで得た経験と、そこで出会った人々との絆を胸に、二人は次なる土地へ向かう。

これは、異世界から来たおじさんと甥が、テイワットを旅する物語。

『原神』×『異世界おじさん』――異世界とゲーム世界が交差する、もう一つのテイワットの旅が始まる。