主人公のエルクは、商人である父に憧れて、自らも商人を目指す為学園に通っていた。
 しかし、その学園は魔法使い至上主義の学園。魔法適正の無いエルクはイジメの対象に会い、やがて退学し実家で引きこもってしまうようになる。

「これ以上お前を養うことは出来ない」

 引き篭もって5年、ついに家から追い出され、生きていくために冒険者になる事に。
 しかし、エルクは剣術も魔術も使えない。そんな彼がなれる職業は無能の象徴である『勇者』だけだった。

 そんな自分でも引き取ってくれたパーティの為にと、前向きに自分の出来る事を必死にこなして行くエルク。そんな彼の姿に、周りの態度は段々と変わっていくのであった。

 これは無能と蔑まれた少年の物語である。

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