『血と香料の戦争』― 灰燼の回廊 ―
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オリジナル歴史/戦記
タグ:残酷な描写
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王国歴三一七年、初夏。

リュミエール王国南東端――ザルツ辺境伯領。

夜明け前の空は、まだ青くもなく黒でもない曖昧な色をしていた。
その曖昧さは、この地そのものの性質を象徴している。

ここは王国でありながら、王国ではない。

石造りの城壁の外に広がるのは、肥沃な農地ではなく乾いた荒野。
さらにその先には、砂の海――帝国領が広がっている。

風が吹く。

乾いた風だ。
塩と砂、そしてわずかに――香料の匂いが混じっている。

それは敵の匂いだった。

「……また南風か」

アルベリク・フォン・ライナーは城壁の上で呟いた。
灰と香料の国境線
  第1編「砂の風、血の匂い」
  第2編「ザルツ前哨戦」2026年04月05日(日) 20:30
  第3編「灰燼の布陣」2026年04月05日(日) 21:00
  第4編「交渉と裏切り」2026年04月05日(日) 21:30
  第5編「拡大」2026年04月05日(日) 22:00
  第6編「灰燼の会戦」2026年04月05日(日) 22:30
灰燼の回廊
  第1編「山は血を飲む」2026年04月08日(水) 00:00
  第2編「飢え」2026年04月08日(水) 00:15
  第3編「疫病」2026年04月08日(水) 00:30
  第4編「分裂」2026年04月08日(水) 00:45
  第5編「臨界」2026年04月08日(水) 01:00
黄金と腐敗の都
  第1編「王都リュミエール」2026年04月08日(水) 02:00
  第2編「陰謀」2026年04月08日(水) 02:15
  第3編「粛清」2026年04月08日(水) 02:30
  第4編「崩壊前夜」2026年04月08日(水) 02:45
  第5編「都炎上」
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