怪異より怖いものは、たいてい教室の中にいる。

文芸部を追放された高尾才は、自分を「観測者」と呼ぶ凡才の小説書き。
目立たず、関わらず、誰かが傷ついていても見ているだけ。
そうやって生きる方が安全だと知っていた。

だが、放課後の廃墟ゲーセン「REX」に届いた一通のメールが、才の日常を変える。

クエストNo.0001『座敷童は“いない子”の影』
【ミッション】“絵の具くさい子”を救え。

その相手は、部活を追い出された天才絵師・初狩時雨。
絵を奪われても、居場所を奪われても、まだ折れていない少女だった。

都市伝説。
学校怪異。
SNSの悪意。
誰かを消していく教室の空気。

才と初狩は、廃墟ゲーセンを秘密基地に、差出人不明のクエストを攻略していく。

部活をクビになった俺たちの放課後リベンジ。
これは、追い出された側の二人が、今度は誰かの居場所を取り戻す物語。

※5/8 タイトルを変更しました。