英語は、あんまり話せない。

なのに、アメリカの高校に留学することになってしまった。

高山時春、15歳。

バスケットリーグの最高峰、NBA選手になるという夢を持つ彼のもとに、ある日突然、アメリカの高校からスカウトが届いた。

行き先は、カリフォルニア州の私立高校『クレセントベイ・アカデミー』。

憧れのアメリカ! 本場のバスケットボール! 夢への第一歩!

……なんて浮かれていたのも束の間。

いざ海を渡ってみれば、周りは当然ながら英語、英語、英語!

授業はちんぷんかんぷん。学校は広すぎるし、食堂での注文すら一苦労。

おまけに、同室になったのはスポーツマン嫌いの皮肉屋なゲームオタク。

体育館にはやたら図体がでかくて騒がしいバスケ部の連中がいるし、留学生向けの英語クラスには世界中から集まった個性豊かな仲間たち。

そして、迷子になった時春を助けてくれたのは、学校中の誰もが知る美少女、エマ・パーカーだった。

初めての寮生活に、金曜夜のアメフト観戦。ホームパーティーにホームカミング。

日本では知らなかったことばかりの、騒がしくて、ちょっと大変で、最高に楽しい毎日。

言葉も文化も違う国で、友達を作って、恋をして、ときどきバスケをして。

これは、NBAを夢見て海を渡った一人の日本人少年が、アメリカの高校で過ごす青春の物語。

ようこそ、クレセントベイ・アカデミーへ!