この物語は解釈と倹約を経て紡がれた 遙か未来

ハイラル全土に根付く世界樹と呼ばれる巨木に 数多の種族は暮らしていた
長い歴史に栄華を築いてきた第一層に君臨するハイラル王国
その一つ下層のイナ村と呼ばれる田舎町で ダラダラと農業に励んでいたのは少年リンク

幼い頃から一緒に暮らしているカユに尻を叩かれながらも
豊作のご馳走に感謝しながらその村の人々は日々を過ごしていた 

村の仕来りによって14歳を迎えるリンクとカユ そしてリト族の二羽は
成人の儀を経て晴れて大人の仲間入り
二度と来ないであろう子供と大人の境目にいる自分達は
これからの人生を考えていく為に一呼吸置いて立ち止まる大事な時期

一度に深く考えても答えが見つかる訳でもなく またいつもと変わらずに畑に向かう子供達
 
そんな折 ハイラル衛士が族長に会いに村へと馬を走らせてやって来た

 
〝 我が城の王女〝ゼルダ姫〟が 来たる厄災復活に備えて勇者を見つける 〟と
 

姫曰く 祈りの末に見えた予言は14年前に始まると兵に口伝で教え 勇者が産まれたのもその時代だと言う
成人したばかりの村の子供達 リンク カユ ナゴ コーチン は
村民に一時の別れを告げて 生まれて初めてとも思われるハイラル城下町へ向かった
 
しかし城の門を通れば
予想もしない大冒険へと巻き込まれる引き金に
闇から伸びる手が握ろうとしていることを まだリンク達は知らない

 

一番平和が続いた時代に 人知れず切れ込みが浮き出る亀裂
新たに積み上げられる文明の石積みに埋もれる〝厄災〟の影が人の背後に現れる時
時を越えて受け継がれる勇者が 再び人々の前に立ち上がるだろう
精霊の導きと囁きに 耳を傾けて


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