A.D.1888、霧の都・竜敦(ロンドン)。
赤き竜の加護とされる分厚い霧に覆われ、昼夜を問わずガス燈の灯るその街で、ひとりの女の変死体が発見される。

国教会審問局に着任したばかりのアレクサンドラ・テリオンとヴィクター・エヴァンズは、先輩審問官テオドリックに伴われ、事件現場であるホワイトチャペル教区へと赴く。

しかし、二人を待ち受けていたのは、ただの怪死事件ではなかった。

消えた犯人。
現場に残された、赤き竜のいない世界《倫敦》の歴史を描く異端の書。

それはやがて、竜敦を覆う霧と、国教会が守り続けてきた歴史そのものを揺るがす異端事件へと発展していく。

霧の都に封じられた真実を暴く、異端審問ゴシックファンタジー・伝奇ミステリ。



※2026年5月21日投稿開始(case.1最終章直前まで短期集中投稿設定済み)
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