本作は、水野良先生の不朽の名作『クリスタニア』シリーズ(特にリプレイ『蟻帝伝説』『黄金伝説』)をベースとした二次創作長編ファンタジーです。
物語はリプレイ版『黄金伝説』のあと。今度こそテューレの「借金」を返すため、冒険者たちは一攫千金を夢見て「モスコスの大迷宮」へと挑みます。

■ 本作の見どころ
・パーティの6人全員が主人公:小説版の『漂流伝説』のように、主人公とヒロインばかりが目立って残り4人がただついてくるというタイプではなく、『灰色の魔女』のように6人全員が主人公と思えるような話づくりを目指します。
・「10万ゴールドの借金」という名の愛(?):それは単なる金銭の貸し借りではなく、死の淵からテューレを引き戻したフィランヌの執念であり、二人を過酷な現実へと繋ぎ止める不滅の楔(絆)です。
・本格的なダンジョンハック:「モスコスの大迷宮」を舞台に、四大精霊のギミックや呪文の応酬など、TRPGライクな緻密な戦闘描写と戦略的な攻略が展開されます。
・周期が滅びた世界で今一度問いかけられるテーマ:冒険者たちは、「停滞する完璧な楽園(ゆめ)」か、「泥にまみれた不自由な真実(いま)」かという究極の選択を迫られます。

■ 諸注意
・原作リプレイおよび小説版の要素を再構築した独自解釈を含みます。
・テューレが一人称「あたし」のオネエ言葉ですが、中身は誰よりも熱い守護の戦士です(たぶん)。