【――ひとりぼっちだった少女は、たくさんの人に支えられながら「勇者」になっていく――】

六歳で両親を失い、孤児となった少女カリナ・ウィングス。
剣を学び、仲間や師と出会い、聖剣に宿る精霊エリュシオと絆を結び――十歳で魔法剣士騎士団の団長へ。

けれど、カリナは最初から強かったわけではありません。
彼女には幼いうちから「強くならなければ生きていけなかった時間」がありました。
傷つき、迷い、失敗し、それでも誰かを守ろうと歩き続けた少女が、多くの人に支えられながら世界を救う勇者へ成長していく十年間の物語です。

◆もう少し詳しく――

十歳にして聖剣レギオンブレイドを携え、仲間を率いて魔族と戦うカリナ。
戦場では大人顔負けの力を発揮しても、普段はまだ十歳の女の子。大勢の前では緊張し、深夜任務の翌朝には寝坊することもあります。

では、なぜ十歳ですでにこれほど強いのか。
それは、望んで早く大人になったからではありません。

物語は騎士団長となった十歳のカリナから始まり、やがて四年前――剣も、仲間も、帰る場所もなかった六歳の孤児時代へ遡ります。

孤独だった少女はどう人を信じ、剣を学び、仲間や師と出会い、聖剣に選ばれたのか。
そして、生き延びるために強くならざるを得なかった少女が、いつしか自分の意思で「誰かを守るために強くなりたい」と願うようになったのか。

聖剣の精霊エリュシオと、彼女を育て、叱り、励まし、共に戦う人々。
少女カリナが自分の居場所と本当の強さを見つけていく、成長と冒険のハイファンタジー戦記です。

【これは、世界を救った勇者の物語ではない。
世界を救う勇者が、みんなと共に育っていくまでの物語である】

◆おことわり
※主人公カリナが、多くの出会いを重ねて世界を救う勇者へ成長していくサクセスストーリーです。
※「10歳編Ⅰ」から始まり、「6歳編」「9歳編」「10歳編Ⅱ」と年齢を追って進みます。
※6歳編には一部ハードな展開がありますが、カリナはそこから必ず前へ進みます。
※群像劇的な要素もありますが、物語の中心は一貫してカリナです。