「新しい名前は要らないか?」

 妖怪たちの暮らす地底の片隅に、赤紫の髪と、額に生える一本の短い角を持つために地上を追われた鬼の少女がいた。
 
 しかし鬼という種族でありながら非力で臆病な彼女は、ある日星熊勇儀と出会い、あざみという名前をもらう。その時、彼女の運命の歯車は回り始めた……。

 これはそんな鬼の従者、あざみのお話。
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