「人間は守る価値が無いと思います!」

 そう言い放ったのは一匹の妖精だった。
 しかしその一言は地球の創造主たる世界樹さまの怒りを買ってしまう。

『聞き捨てならない。人間は尊い存在だ。君には罰として人間になってもらおう』

「え!?」

 人間嫌いだったこの妖精は人間の姿に変えられてしまった。

「ぎゃああああ! 私の身体がああああ! 穢らわしい人間にぃいいい!」

『フェアリーよ。地球へ送ってやろう。人間を知り、頭を冷やして来なさい』

「待ってください世界樹さま! 私は間違ってません!」

 まったく聞いてもらえず、その妖精は地球へと転送されてしまった。
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ