俺が死ぬたび世界を巻き戻す聖女は、七百一回目に俺を監禁した
オリジナル:ファンタジー/ミステリー
タグ:R-15 残酷な描写 ヤンデレ 聖女 時間逆行 監禁 ミステリー ダークファンタジー 恋愛 ハッピーエンド
▼下部メニューに飛ぶ
扉に鍵はない。けれど何度開けても、同じ部屋へ戻ってくる。
「外へ出れば、あなたは死にます」
彼女は食事の好みも、古傷も、逃げる時に左の窓を選ぶ癖さえ知っていた。塔の地下には、死んでいないはずのレイの墓が七百基。ミレーユは彼が死ぬたび、世界を三十日巻き戻していたのだ。
七百回失ったから、今度は一歩も外へ出さない。
やがてレイは知る。彼女が消したのは失敗した未来だけではない。事故を起こす者、彼を戦場へ呼ぶ者、善意で助けようとする者――そして、レイ自身の「もう戻さないでくれ」という願いまで。
これは、愛する人を絶対に死なせない聖女から逃げる物語ではない。
彼女と世界の両方へ、結果の分からない明日を返す物語だ。
- 聖女に監禁された朝
- 俺より俺を知っている
- 死んでいない俺の遺品
- ミレーユside 七百回目の朝食
- 墓に俺の名前がある
- 左窓から来る殺し屋
- 七百本の傷
- 世界が戻る音
- ミレーユside 七百一回目の死を忘れない
- 手袋の内側に昨日がある
- 監禁の契約書
- みんな練習済みの王都
- 空の食器の兄
- ミレーユside 事故を起こす善人
- 鐘守は錨を知っている
- 聖女が先に殺す
- 死ななかった者の骨
- 墓所の外は昨日だった
- ミレーユside あなたが頼んだこと
- 五百十二人目の俺
- 聖女が忘れた花
- 百十二回殺した男
- 戻せば助かる、戻すほど消える
- ミレーユside 世界より軽いもの
- 明日が来ない王都
- 完璧に安全な食卓
- 愛される檻は暖かい
- 最初の青い紐
- ミレーユside 一回目のあなた
- 逃げずに鍵を返す