推薦作品:火を継ぐ者 ダークソウル
長く険しい旅路を経て王の器を捧げ、四つのソウルを集めることでついに最初の火の炉に辿り着いた。薪の王グウィンとの戦いに勝利し、火を継ぐ決意をすることで自身の生命をも捧げた一人の騎士の最期を描いた作品。... (全文表示)
長く険しい旅路を経て王の器を捧げ、四つのソウルを集めることでついに最初の火の炉に辿り着いた。薪の王グウィンとの戦いに勝利し、火を継ぐ決意をすることで自身の生命をも捧げた一人の騎士の最期を描いた作品。つまるところ、ダークソウルの火継ぎエンドを作者なりに解釈した作品。ゲーム中では初見時、あの終わり方には余韻に浸る暇もなく呆気にとられた人が多い筈。主人公の最期を犠牲者の悲哀と捉えるのではなく、旅で出会った人々を振り返りながら、彼らがこれから創り出していく世界の行く末に思いを馳せる姿を見て救いはあったのだと感じた。文字数2180字の短編であるため物足りないと感じるかもしれないが、気軽に読むことができるというのも見方を変えれば一つの長所ではないだろうか。ゲーム中で殆ど主人公の人物像というものが語られることがないからこそ自由なロールプレイをし、幅広い想像をすることができるというフロム作品の魅力に改めて気づかせてくれる作品であるといえる。
推薦:すいか 評価:★ (Good:76/Bad:4)
推薦作品:Ace Combat side story of ZERO - Skies of seamless - エースコンバット
舞台はベルカ戦争。要はエスコンZEROの、作中では十把一絡げに消費されたり勝ち馬に乗ったりしているモブ傭兵のオリ主の話。オリ主とは書いたが、サイファーみたく円卓でバッタバッタと単騎で無双したりはしな... (全文表示)
舞台はベルカ戦争。要はエスコンZEROの、作中では十把一絡げに消費されたり勝ち馬に乗ったりしているモブ傭兵のオリ主の話。オリ主とは書いたが、サイファーみたく円卓でバッタバッタと単騎で無双したりはしない出来ない、せいぜい敵機を他のモブ傭兵と共同撃墜したり、ベルカのエース部隊に追っかけ回されて命からがら逃げ帰ったり、上で大航空戦してる中対地任務に精を出しながら死にかけたりと、戦術レベルで見ればそれなりに貢献してるけど、サイファーみたいに戦略レベルで戦争に影響を与えてるかと言われればそんなことはない、一瞬本当にヒーローになれるかもしれないチャンスが来るけど、まあある意味常識的な判断でそのチャンスをつかみ損ねる、と、どこまで行ってもオリ主は一介のモブ傭兵に過ぎず、その存在はあってもなくても正直変わらない。そもそも乗機がモブエネミー御用達のMiG-21系列だし。だけど、煌びやかなエース達の戦場の裏で、必死に日々を戦って、泥臭くも生存という名の勝ちをもぎ取ってくる彼らモブの戦いの、生き様の、なんと素晴らしいことか。そしてその日々の中で数多のエースや傭兵の信念に触れて、苦悩しながらも自分の信念を見つけ出す姿のなんと尊いことか。そんな物語が、本当にゲームの舞台裏であったのではないかと思わせる様なリアリティを持って描かれている。これはいわば、モブ傭兵達への賛歌だ。描写といえば、作中の空戦描写も秀逸だ。エースコンバットといえばミサイルも爆弾も四次元ウェポンベイでめちゃくちゃ搭載できる超本格的ヒコーキごっこであることはここまで読んでくれた諸兄ならご存知とは思うが、この作品ではその辺りは比較的リアル寄りにされている。にもかかわらずエースコンバットの爽快感を損なわずに、手に汗握る空戦が表現されていることも特筆すべきだと思う。▼読む際の注意事項など再三書いたが、俺Tueeee!が見たい人には全くお勧めできない。またF-15とかF-22とかSu-27とかSu-47とかエスコン架空機とかを見たい人にもお勧めできない。だいたいその手の戦闘機は敵エース部隊のものか友軍エリート部隊のものだ。架空機に至ってはクッソマイナーな奴しか出ない。泥臭い戦闘シーンが好きな人、東側(MiG系)や欧州のマイナー機体が好きな人には自信を持ってお勧めできる。またこの作品は完結済みだが、エスコン5を舞台にした続編が現在連載中なので、読了された方は是非そっちにも目を通してみてほしい。そちらは正規軍のモブというまた立場の違うモブを描いている。最後に、作者様へ、そして名も無き傭兵へ、一読者より、敬礼を。
推薦:ライカミング 評価:★ (Good:24/Bad:6)
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