景色の厳しい冬の山で、宵咲家と時透家は隣り合って静かに暮らしていた。月唯は、ぶっきらぼうだが家族思いの有一郎と、心優しく穏やかな無一郎と共に、兄弟同然に育つ。
三人は「いつまでも一緒だ」と信じ、凍える寒さの中でも互いの温もりを支えに笑い合って過ごしていた。しかし、その平穏はある夜、突如として現れた鬼によって無慈悲に引き裂かれる。