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推薦作品:タイ焼き BanG Dream!
バンドリ既読者向けの2万5千文字1話完結短編作品。ライブで失敗し今後の方向性に悩んだ美竹蘭が気恥ずかしさで幼馴染達には頼れずに一人外に出た。そして行く先で出会う他ユニットの先輩達に対し彼女が只管空... (全文表示)
バンドリ既読者向けの2万5千文字1話完結短編作品。ライブで失敗し今後の方向性に悩んだ美竹蘭が気恥ずかしさで幼馴染達には頼れずに一人外に出た。そして行く先で出会う他ユニットの先輩達に対し彼女が只管空回っていく笑えるコメディを挟みつつも、頼れる先輩達の助言から自分達らしいバンドの方向性を見つけ出すに至ったその過程を丁寧に描ききった良作です。本作はユニットの垣根を超えたバンドリの各キャラクター達みんなが魅力的に生きている作品で、悪気なく口喧嘩を仕掛けてくる湊友希那に加えて弱みと見ると弄りに弄り倒してきた氷川日菜に対して真面目に真正面から反発していく美竹蘭らしい一つ一つの反応が本当に笑えて可愛い。幼馴染達にしか普段見せない彼女の隠れた素直さが一人称視点だからこそ存分に味わえました。更にその魅力的なキャラクター描写の他にも美竹蘭のパフォーマンスの悩みに対して、先輩キャラクター達が指し示す音楽の様々な技術が具体的に素人にも分かりやすく説明され彼女達の高い技量が確かに垣間見えて美竹蘭と一緒になって勉強になりました。そんな笑えて勉強になった最後の締めもしっかりと纏められ素晴らしい構成を見せてくれて、バンドリの世界に浸れる良作となっているので是非一読してみて下さい。
推薦:夜市よい 評価:★ (Good:1/Bad:0)
推薦作品:迷宮クズたわけ Wizardry
名作RPG「wizardry」をモデルにした死に戻り系迷宮探索小説。というか作中で出てくる敵は概ねwizardryのまんまである。理不尽難易度の迷宮を内心で罵倒しながら踏破していく様は、wizardr... (全文表示)
名作RPG「wizardry」をモデルにした死に戻り系迷宮探索小説。というか作中で出てくる敵は概ねwizardryのまんまである。理不尽難易度の迷宮を内心で罵倒しながら踏破していく様は、wizardryの初プレイ時の体験を思い出させる。初期パーティーに司祭を入れるな。語り手である盗賊の語り口や登場人物との関わり合いなどがタンパクであっさりしているのも相まって、昔のRPGってこんなだったよな、という感覚にさせてくれる。本作だと死んで戻るのは死ぬ直前時点なのでどちらかというとクイックセーブみたいな感じだが。またリアリティを増すような描写もしっかりされている。盗賊の鍵開けやクリティカルに対して「体外の状態を感じ取る領域」というかなり面白い設定で説明したり、睡眠魔法の脅威が知れ渡っていたりと世界設定もあり退屈させない。それでいてそれらは軽く触れる程度であくまでメインは探索・戦闘描写であるというバランスもちょうどいい。タイトルの元ネタと思しき作品の最序盤の雰囲気が30話までずっと続いていく様相。こういうのが欲しかった。死に戻りする主人公は盗賊という職業についているだけあって口が悪く悪人を自称してるが、表立って仲間と対立とか強さに明かして悪行三昧とかしないため読んでても不快感は全くない。元ゲーム的にいえばEではなくN。あんたほんとはいい人だろ。初めは罵倒していた仲間に対する思いや印象なども話が進むにつれ変化していくのが読んでいて微笑ましい。また仲間たちのキャラクターも一人除いて結構変化があり、描写されなかった冒険の合間を匂わせてくるのが憎い。詳細な描写がないからこその楽しみがある。RPGの醍醐味である「想像」の楽しさが味わえる名作。▼読む際の注意事項など上でも書いたが描写が相当あっさりしている。登場人物たちの心理描写とか心の触れ合いとかは描かれないため、そういうものを期待して読むと肩透かしを食らうかもしれない。また死に戻り系にありがちな「自分が死んだあとの世界も続いていて~」だとか「死に戻りの秘密を仲間に打ち明けて~」だとかいう展開も一切ない。この作品では単に死に戻りは手段の一つに過ぎないため変な期待はなされないように。また作中で何度か詰みセーブじみた連続死にポイントが何度かでてくるが、途中の内容はバッサリカットされる。死んでリセしたらセーブに残らないから仕方ないね。作品名が「名前で損してる」といわれる作品のパロディだったり作者名がド下ネタだったり30話中22話を1日で投稿していたりと伸びない要素満載だが、忌避せずぜひ読んでもらいたい。完結済みかつそこまで長くもないのでサラッと読める。
推薦:eudaimonia36 評価:★ (Good:8/Bad:2)
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