人の傷を引き受ける代わりに、その人から自分との思い出を失わせる禁術「灯替え」。北の宿屋で育ったフィアは、白夜から王国を救うため、三人の幼なじみと四つの火種を巡る旅に出る。命を救うたび、木剣の約束も、同じ寝台で朝を待った夜も、三人の中から消えていく。それでもフィアは笑う。忘れられるのが怖いと、言えないまま。守ることと相手の選択を奪うことの違いを知り、失った過去を抱えたまま関係を選び直す物語。
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