推薦作品:おくるもの 現代 / ホラー
以前、葬儀屋さんから「やっぱり心霊現象はある」という話を聞いたことがあり、その言葉がずっと心に残っています。本作は、まさにそんな葬儀屋を生業とする「私」が、職業柄経験した様々な不思議な出来事を全四... (全文表示)
以前、葬儀屋さんから「やっぱり心霊現象はある」という話を聞いたことがあり、その言葉がずっと心に残っています。本作は、まさにそんな葬儀屋を生業とする「私」が、職業柄経験した様々な不思議な出来事を全四話の掌編を通して語る作品です。 創作として描かれる物語なのか、それとも現実に起こり得る現象なのか――そのはっきりしない曖昧さが、怖さを一層募らせます。葬儀という人の生死に関わる場所で働く方が語る言葉だからこそ、余計にぞっとさせられるのかもしれません。皆さんは、この「創作なのか本当なのかわからない怖さ」について、どう感じますか?▼読む際の注意事項など割と怖いです。夜中にトイレに行けなくなるかもしれません。
推薦:浪 麗雷(漬物石頭) 評価:★ (Good:11/Bad:1)
推薦作品:“魔王が倒されたあとの世界”を書いた男 ~名もなき兵と百年史~ ファンタジー / 日常
勇者と、その他大勢の名もなき兵士の戦いにより、魔族との戦争に勝利を収めた人類。そんな人類の、しかし決して華やかならざる「戦後」を、検閲の嵐をくぐりながら粛々と記録し続けた男の物語。私は日本人と... (全文表示)
勇者と、その他大勢の名もなき兵士の戦いにより、魔族との戦争に勝利を収めた人類。そんな人類の、しかし決して華やかならざる「戦後」を、検閲の嵐をくぐりながら粛々と記録し続けた男の物語。私は日本人として生まれた身故、戦争の歴史というのは我が事のように感じられますが、はたしてそのような感覚のおおもととなる歴史認識は、いったいどこまで正しいのでしょうか。そんなことはわかりません。むしろ、わかった気になるほうが危険です。「書かれなかったことは、なかったことじゃ。」とは言い得て妙で、歴史というのはそもそも物語然としていて、どこからどこまでが正しい、というのは記録した時点からあいまいになっていきます。勧善懲悪の物語でなく、悲劇でも、ましてや喜劇でもない、歴史が根差す「事実」といかにして向き合うか。文学的というよりも史学的な、すばらしい小説だと思います。▼読む際の注意事項などタグの通り、残酷な描写があるためその点は注意です。
推薦:C6N2 評価:★ (Good:4/Bad:0)
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