推薦作品:才色兼備 ウマ娘プリティーダービー
55,608文字の1話完結短編作品。ウマ娘としての能力は平凡なのに、モデル業との両立を図りながら共にトップを目指すという無理難題に挑戦していくゴールドシチーの最後にとても可愛いオチが待っています。... (全文表示)
55,608文字の1話完結短編作品。ウマ娘としての能力は平凡なのに、モデル業との両立を図りながら共にトップを目指すという無理難題に挑戦していくゴールドシチーの最後にとても可愛いオチが待っています。トレセン学園に入学し新入生の選抜レースを走るも8着以下の惨敗続きなゴールドシチー。それでも幸いなことに一人のトレーナーから声がかかったので信じて練習を続けるもレースに勝てる早く走る走法ではなく、顔の良さを生かした魅せる走りが求められていた。そんなトレーナーに見切りをつけたが自身のウマ娘としての現実に苦悩していたところに、胡散臭さMAXの霊媒師の格好をしたURAファイナル初代王者ゴールドシップが登場。彼女のトレーナー室に連行後に利害の一致からトレーナー契約に発展し、新鋭トレーナーとゴールドシチーの快進撃が始まります。本作はウマ娘としての能力も練習する時間もないゴールドシチーが、これだけは誰にも負けないと自負する根性でG1レースに挑むも、その根性からか最後に空前の空回りをしてしまうのが本当に可愛い。他にも空回りを仕組んだゴールドシップの破天荒ぶりも非常に再現度が高く、作中後書きのステータス通りの賢さSの所業が光ってます。作中の掲示板要素も世間の雰囲気が移り変わるのがよく伝わってくるのも合わさって、読了後にはゴールドシチーを育成したくなる良作でした。(同じ紹介を自サイトでも投稿しています)
推薦:夜市よい 評価:★ (Good:18/Bad:3)
推薦作品:甲子園の空は、ただ蒼く。 現代 / スポーツ
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160km... (全文表示)
野球というスポーツについて前提知識がある方にとてもお勧め出来るコアな作風の作品で、基準としてはヒットエンドランとランエンドヒットの違いが分かるぐらいな方でしょうか。メディアで注目される160kmの直球も、天高く舞い上がるホームランの描写も一切ない球児の目に見えない泥くさい努力にスポットを当てるニッチな魅力が溢れている作品です。このような作品が生まれるところにWeb創作の力を感じました。本作を読むと、2019年イチロー引退会見の「MLBは頭を使わない野球になってしまっている」「日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしい」という言葉が思い浮かびます。確かに最近の現代野球の流れとして名作マネーボールに始まった野球の数値化により、単純に球速とスピンレートの向上を追い求めていく投手と、統計理論によるスタンドを超える打球だけを追求した効率的なバッティングの、只管に理論的な「空振りかホームラン」の動かない野球が目に見えるようになった。そんな野球界の流れの中で本作では捕手心理を徹底的に読むことで狙いすました一打を放ち、一つでも先の塁に進むために守備妨害を取られるのを防ぎつつあらゆる努力を払っていく。一話毎に球児達によって様々な技が駆使される甲子園大会が描写されていきます。そんな現代野球でデータには現れない技を駆使していく、本作の主人公たちはとても新鮮で自分に野球の魅力を再認識させてくれました。1シーンに切り取った作中に野球人の確かな生き様が描かれます。
推薦:夜市よい 評価:★ (Good:4/Bad:1)
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