推薦作品:Ace Combat side story of ZERO - Skies of seamless - エースコンバット
舞台はベルカ戦争。要はエスコンZEROの、作中では十把一絡げに消費されたり勝ち馬に乗ったりしているモブ傭兵のオリ主の話。オリ主とは書いたが、サイファーみたく円卓でバッタバッタと単騎で無双したりはしな... (全文表示)
舞台はベルカ戦争。要はエスコンZEROの、作中では十把一絡げに消費されたり勝ち馬に乗ったりしているモブ傭兵のオリ主の話。オリ主とは書いたが、サイファーみたく円卓でバッタバッタと単騎で無双したりはしない出来ない、せいぜい敵機を他のモブ傭兵と共同撃墜したり、ベルカのエース部隊に追っかけ回されて命からがら逃げ帰ったり、上で大航空戦してる中対地任務に精を出しながら死にかけたりと、戦術レベルで見ればそれなりに貢献してるけど、サイファーみたいに戦略レベルで戦争に影響を与えてるかと言われればそんなことはない、一瞬本当にヒーローになれるかもしれないチャンスが来るけど、まあある意味常識的な判断でそのチャンスをつかみ損ねる、と、どこまで行ってもオリ主は一介のモブ傭兵に過ぎず、その存在はあってもなくても正直変わらない。そもそも乗機がモブエネミー御用達のMiG-21系列だし。だけど、煌びやかなエース達の戦場の裏で、必死に日々を戦って、泥臭くも生存という名の勝ちをもぎ取ってくる彼らモブの戦いの、生き様の、なんと素晴らしいことか。そしてその日々の中で数多のエースや傭兵の信念に触れて、苦悩しながらも自分の信念を見つけ出す姿のなんと尊いことか。そんな物語が、本当にゲームの舞台裏であったのではないかと思わせる様なリアリティを持って描かれている。これはいわば、モブ傭兵達への賛歌だ。描写といえば、作中の空戦描写も秀逸だ。エースコンバットといえばミサイルも爆弾も四次元ウェポンベイでめちゃくちゃ搭載できる超本格的ヒコーキごっこであることはここまで読んでくれた諸兄ならご存知とは思うが、この作品ではその辺りは比較的リアル寄りにされている。にもかかわらずエースコンバットの爽快感を損なわずに、手に汗握る空戦が表現されていることも特筆すべきだと思う。▼読む際の注意事項など再三書いたが、俺Tueeee!が見たい人には全くお勧めできない。またF-15とかF-22とかSu-27とかSu-47とかエスコン架空機とかを見たい人にもお勧めできない。だいたいその手の戦闘機は敵エース部隊のものか友軍エリート部隊のものだ。架空機に至ってはクッソマイナーな奴しか出ない。泥臭い戦闘シーンが好きな人、東側(MiG系)や欧州のマイナー機体が好きな人には自信を持ってお勧めできる。またこの作品は完結済みだが、エスコン5を舞台にした続編が現在連載中なので、読了された方は是非そっちにも目を通してみてほしい。そちらは正規軍のモブというまた立場の違うモブを描いている。最後に、作者様へ、そして名も無き傭兵へ、一読者より、敬礼を。
推薦:ライカミング 評価:★ (Good:24/Bad:6)
推薦作品:ウマ娘プリティーダービー -PRIDE OF DRAGON- ウマ娘プリティーダービー
1話あたり4000から5000字程度の現行連載作品。▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など新人トレーナーがオリジナルウマ娘のドラゴンブレンドと契約を結び、G1を目指すという設定としては... (全文表示)
1話あたり4000から5000字程度の現行連載作品。▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など新人トレーナーがオリジナルウマ娘のドラゴンブレンドと契約を結び、G1を目指すという設定としてはよく見るもの。世界観としてはアプリメインストーリー第二部からスタートし、その翌年がクラシック級になる2006年世代を取り扱っており、フォーカスしている世代としてはかなり珍しい印象。全体的にアプリや劇場版など、公式の表現や設定をかなり重視している雰囲気が見受けられ、ドラゴンブレンドというウマ娘がアプリのキャラストーリーとして存在していれば同じようなストーリーラインを描くだろうかという感じ。特に最初の5話あたりはアプリキャラストーリーでありそうなストーリーと描き方でかなり読みやすい。その後はキャラ育成の育成シナリオが始まるといった作品。オリジナルウマ娘のドラゴンブレンドは雰囲気としてはシュヴァルグランやメイショウドトウっぽいキャラクター。ただ、しっかりと要所要所でオリウマ娘のキャラも立てて差別化されており、キャラクターの個性を表現するのが上手い。臆病でレースからも逃げ腰とあらすじにもあり、現時点連載分でもその部分にフォーカスしたトレーニング回が多いが、日常回のような回もそこそこ挟まりキャラの個性や他ウマ娘の絡みがよく描かれている。ウマ娘二次創作で最もアツいレースシーンは現時点の連載分では三人称での、実況と情景描写を織り交ぜたレースが多い。レースシーンの描写はかなり緻密で作中で走るウマ娘が今どんなレースをしているのか、娯楽作品でのレースらしくリアリティもありながら程よく装飾された表現で臨場感が抜群。実際にそのレースを見ていたらこんな印象を受けると思わせるレース描写です。▼読む際の注意事項などこの推薦投稿段階で24話、10万字程の連載だが現時点でまだオリウマ娘のメイクデビューが済んでいない。話の展開としては日常回やオリウマ娘とトレーナーの周囲とのイベントを頻繁に拾うこともあり、世界観や人間関係といったものの解像度が高い一方で展開は少し遅め。ウマ娘の世界観やレースそのものへの説明も多めで、競馬にかなり詳しい人などであれば少し冗長かもしれないが、あまり設定を知らなくても楽しめるのでこちらも一長一短。かなり更新頻度も高めで、ある程度の文量もあるので一気読みするにしてもこまめに読むにしても読みやすい作品。作者さん自体がオリウマ娘のファンのように大事に書かれており、公式のウマ娘へも強いリスペクトを感じる。ドラゴンブレンドというウマ娘がもしウマ娘に居たら・・・というつもりで読むと非常に面白いと思います。
推薦:石綿 評価:★ (Good:4/Bad:0)
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