闇の帝王が滅びた夜、ハリー・ポッターの額に魂の欠片が残された。

問題は、一九八一年十一月一日の夜があまりに寒かったことだ。
凍える玄関先で、額の傷に残された魂の欠片は目を覚ますべきでないときに目を覚ましてしまった。
手はない。足もない。出ていくこともできない。

殺しそこねた子どもを、生かさなければならない。自分が消えないために。
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