衛宮士郎は目の前が暗くなっていくのをただ受け入れた

この世界の守護者となるという選択を捨て、独力をもってして100人の命を救った彼は、その後の多くの活躍と類まれなる実力を認められ、英雄と呼ばれる存在となった

そんな英雄も、老衰には勝てなかった

英雄として人々に悲しまれながら死にゆく中で、彼は魂が何かに引き寄せられるのを感じていた

そして、声が聞こえた

『お疲れ様シロウ』

とても懐かしい声が

『みんなのために、頑張ったね』

自分にとって、決して忘れてはならない存在の声が

『でもね、みんな想ってるの、もっと自分の為にって』

家族の声が

『それじゃあ、新しい命を楽しんでね』

姉の、声が

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