「明けない夜は、ないのだから」

 ──アプレ・ラプルイの朝日。最終章より引用。

 それが、僕の人生のすべてだった。

 絶海の孤島に生まれた第三王子、蒼き瞳のエディンが信じた本の一節。

 愛情なし。食糧なし。魔物あり。
 悪夢たる東塔へと幽閉された夜から、女神が夢に住み着いた。剣も、作法も、殺しも、生き延び方も仕込んだ、黄昏と青の女神。

 閉じられ、死にゆく道しかなかった少年。その扉を、一人の青年がこじ開けた。
 束縛を越え、数々の仲間と共に茨と青春に乗り出し、数多のバカと幾度の冒険を経る。

 やがて。

 少年は最強の聖劍である【天璽聖劍 アレアライト】に見出される。
 その鋒の向き先は、人と魔族の果て無き大戦争。<魔人戦線>。

「──だから、僕は夜を踏み越えてきたんだ」

 これは、飢えた天賦がやがて人の王となる少年の物語

(タイトルとあらすじ変更しました)
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