ダンジョン・ドリフター ~退職金でキャンピングカーを買ったら、放置していたスキルが『SSSランク:完全複製(コピー)』だった件。最強スキルを拾い集めて全米横断の旅に出る~
オリジナル:現代/冒険・バトル
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人類は滅亡……しなかった。むしろ、めちゃくちゃ豊かになった。
ダンジョンから産出される「魔石」はエネルギー、医療、農業、テクノロジーに革命を起こし、史上空前の経済ブームが到来。
ここアメリカでは、「探索者(デルバー)」はごく当たり前の職業として認知されていた。
——もしあなたの考える「職業」が、キャンピングカーで寝泊まりし、ダンジョンからダンジョンへと国中を横断し、モンスターを狩り、レベルを上げ、一攫千金のドロップ品を夢見る狂った生活のことを指すなら、の話だが。
マシュー・ヘイズ(28歳)は、探索者になるつもりなど毛頭なかった。
中堅の物流の仕事を辞め、10万ドル(約1500万円)の退職金を手にしたものの、次に何をすればいいのか全くわからない。
そんな時、暇つぶしに見ていた動画が彼の目を引いた。ピックアップトラックとトレーラーで広大なアメリカを旅する探索者たち。
昼はダンジョンを攻略し、夜は焚き火のそばでビールを飲みながら戦利品を整理する。
「お宝探し付きのロードトリップか。……悪くないな」
だが、旅に出る前に一つだけやらなければならないことがあった。
15年間ずっと放置していた、自分の『ユニークスキル』の査定だ。
そして、その結果は彼の予想を大きく裏切るものだった。
『完全複製(コピー)』—— SSSランク。
他人のユニークスキルが発動するのを見た瞬間、それを完全にコピーできる能力。
劣化コピーではない。
一時的な模倣でもない。
保存できるスキルの数に、上限は一切ない。
今はまだレベル1のため、Cランクまでしかコピーできず、同時に2つまでしか装備できない。
——そう、「今はまだ」、だ。
かくしてマットはトラックとトレーラーを買い、最初のFランクダンジョンへと向かう。
彼の計画はシンプルだ。
レベルを上げる。
最高のドロップ品を見つける。
あらゆるスキルを組み合わせ、とんでもない最強ビルドを構築する。
そして、このSSSランクのスキルが、自分をアメリカのどこまで連れて行ってくれるのかを見届けることだ。
カクヨムでも掲載してます。本作は海外向けを日本語翻訳してるのでノリが海外向けです。注意下さい。
- 第1話 探索者(デルバー)になるつもりなんてなかった
- 第2話 初めての『コピー』はFランクのコーヒー保温スキルだった
- 第3話 駐車場はダンジョンよりも難易度が高かった
- 第4話 どうやら『歩く』のは時間の無駄らしい (改)
- 第5話 俺の初めてのパーティーはまだ学生だった
- 第6話 プレイヤー0人、ボス生存中
- 第7話 俺の初めてのボスドロップはツルハシだった
- 第8話 どうやら、心変わりには500ドルかかるらしい
- 第9話 どうやら、俺が「古参」になっちまったらしい
- 第10話 完璧なソロ用ビルドは退屈だ
- 第11話 どうやら、オハイオ州には火を吹く鳥がいるらしい
- 第12話 どうやら、8つのスキル枠なんて全然多くないらしい (改)
- 第13話 どうやら、歩くのは「任意(オプション)」らしい (改)
- 第14話 どうやら、クラフターはお金を印刷しているらしい
- 第15話 どうやら、魔法使い(メイジ)が一番硬いらしい
- 第16話 どうやら、白(ノーマル)アイテムが高く売れることもあるらしい (改)
- 第17話 どうやら、インディアナ州には殺人工場があるらしい
- 第18話 どうやら、俺の剣はゴミだったらしい (改)
- 第19話 どうやら、管理職(マネジメント)には腕が4本あるらしい (改)
- 第20話 どうやら、「運(ラック)」は高くつくらしい
- 第21話 どうやら、3回のクリーブは1回よりも強いらしい
- 第22話 どうやら、休日を取ることも「進行(プログレッション)」の一部らしい
- 第23話 どうやら、Eランクからが「本番(ゲーム)」らしい
- 第24話 どうやら、体が燃えているかどうかは「算数の問題」に過ぎないらしい (改)
- 第25話 どうやら、ライフを積めば大抵のことは解決するらしい
- 第26話 どうやら、他の探索者たちはちゃんと組織化されているらしい
- 第27話 どうやら、ボスのトドメを刺す前にお色直しをするらしい第27話 どうやら、ボスのトドメを刺す前にお色直しをするらしい (改)
- 第28話 どうやら、十年の対価は八百八十億ドルらしい
- 第29話 どうやら、51パーセントでは足りないらしい
- 第30話 どうやら、75パーセントでも痛いものは痛いらしい
- 第31話 どうやら、装飾品は枠を自力で勝ち取らなければならないらしい
- 第32話 どうやら、良い戦利品が良い狩り場を意味するわけではないらしい
- 第33話 どうやら、雑魚敵が億万長者にしてくれることもあるらしい