仮面ライダー龍騎の変身アイテムとミラーモンスターの設定を取り入れた、異なる世界観でライダーバトルを描く作品です。
舞台は聖山市。そこで仮面ライダーとなった女子高校生たちが、己の願望を叶えるために殺し...
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仮面ライダー龍騎の変身アイテムとミラーモンスターの設定を取り入れた、異なる世界観でライダーバトルを描く作品です。
舞台は聖山市。そこで仮面ライダーとなった女子高校生たちが、己の願望を叶えるために殺し合う物語であり、戦闘だけでなくキャラクターの心理描写やドラマ部分なども細く巧みに書かれています。
さらにこの作品の特徴として(現在募集は締め切られておりますが)読者参加型企画である事が挙げられます。数多くの作者様方から多彩な性格のキャラクターが参戦していますが、それでも捌き切れる大ちゃんネオさんの手腕も特筆する点と言えるでしょう。
また、ライダーの多くが女性である中、主人公は一見するとごく普通の男子の御剣 燐くん。彼もまた多くの魅力を持ち、一部の読者の性癖を狂わせる力を持っています。
呆気なく命が失われたり、敗北してしまうと悲惨な末路を遂げてしまう世界なので、緊張感のある重厚なライダー作品を求めている方にオススメ致します。

▼読む際の注意事項など
前述致しましたが、原作に『仮面ライダー龍騎』とありますが飽くまでも設定の一部を取り込んでいるだけで、本編中に同作のキャラクターは登場しません。
そして作品の性質上女子高生のキャラが多く、主人公の燐くんと一部を除いて女性ライダーばかりで構成されています。
加えて、読者参加型という事で登場するミラーモンスターもほとんどオリジナルのものになりますので、お嫌いな方は予めご留意下さい。

　これは映画の物語ともテレビ版の最終回とも違う世界。
　門矢士は旅を続ける中で（何も書かれていない）世界にたどり着く。
　そこで明かされる夏海と士との関係。なぜ夏海はあのような夢を見るのか。なぜ鳴滝は...
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　これは映画の物語ともテレビ版の最終回とも違う世界。
　門矢士は旅を続ける中で（何も書かれていない）世界にたどり着く。
　そこで明かされる夏海と士との関係。なぜ夏海はあのような夢を見るのか。なぜ鳴滝は士の邪魔をするのか。
　そして交わるオリジナルとリ・イマジネーションたち。
――仮面ライダーディケイド　最終章――
　全てを破壊し、全てを救え。

　総合して素晴らしい。
　この一言に尽きる作品だ。
　心情や状況の描写もかなり詳しく書かれており、ディケイド本編を見ている人は状況を容易に想像できる。
　イマジとオリジナルのライダーの出会いや、お互いのやりとりもいい。
　しかしオリジナルと言っても原作とは世界線が多少違う。だがその一つ一つの世界観を崩すのではなく（ディケイド）という作品に合うような設定になっておりとても面白い。
　私の語彙力が少ないためこれくらいしか書くことができないが、とにかく素晴らしいので読んでほしい。


▼読む際の注意事項など
　ディケイドは仮面ライダーの二次創作の中でも賛否両論が分かれる（と思う）ので嫌いな人は嫌いだろう。
　その点は注意してほしい。