正義の免罪符〈ⅩⅢ〉に支配された学園。生き残るのは、強者かそれとも——

異能と特異体質が存在する現代。
世界の裏側には、絶対的な武力と権力で秩序を維持する制裁機構〈ⅩⅢ(サーティーン)〉が存在し、彼らの直轄である『刃ケ丘(はがみおか)異能高等学校』の卒業生だけが、その栄誉ある特権階級に上り詰めることを許されていた。

新入生である六大路辛(ろくおおじ・かのと)は、特異な容姿を持つ「半妖(化け物)」の少年。
彼がこの学園に入学した理由はただ一つ——〈ⅩⅢ〉の暗部に人質として囚われた弟を救い出すため。

「オレはオレの『利益』のために動いている。邪魔になるなら、ただの『障害物』として処理するだけだ」

弟の解放条件である「最高評価での卒業とⅩⅢ入り」を果たすため、辛は己の感情を殺し、木・火・土・金・水を操る規格外の『五行』の力と、冷徹極まりない合理主義で、クラスメイトすらも自らの手駒として盤面に配置していく。

しかし、彼の前に立ちはだかるのは、復讐に燃える同級生、他クラスとの熾烈な派閥争い、そして生徒たちを狂気に陥れる正体不明の脅威『魔』だった。

これは、感情を持たない化け物と呼ばれた少年が、知略と圧倒的な力で異能学園の頂点へと這い上がる、冷酷にして熱き反逆の物語。

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