君は、もう君じゃない――
目を覚ましたその瞬間、僕は少女だった。

事故に遭った高校生・柊日向。
次に目を開けたとき、彼は見知らぬ地下施設の中で、誰かの――少女「アカリ」の肉体に憑依していた。

血の渇き。疼く牙。
本能が告げる、“もう人間ではない”という事実。
ここは都市伝説が実体化する町・黒神ヶ淵(くろかみがふち)。
封印された「獣」、呪われた混血者、闇に潜む声。
やがて、彼の中で目覚める“何か”が、過去と現在を侵食していく。

――自分の名前を失っても、私はここにいる。
闘争と快楽の狭間で揺れるTS憑依サスペンス×思考実験ノベル。

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