――聖杯戦争。
 七騎の英霊――【サーヴァント】と七人の魔術師――【マスター】の、願いをかけた殺し合い。
 過去、五度行われたそれは既に役割を終え、聖杯の完成を見る事無く終焉を迎えた。
 それで良かった。
 それが良かった。
 万能の願望機など、人間には過ぎたるモノだった。



――故に、あり得ない。
六度目の聖杯戦争など、起こる筈もなかった。


運命を固定されし、夢現の聖杯戦争が今、始まる。
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