誰とも組まず、言葉は今もカタコトのまま。
迷宮で拾った一本の棍棒を頼りに生き延び、気づけば特級冒険者と呼ばれるようになっていた。
それでも、故郷へ帰ることは諦めていない。
帰る手掛かりを求め、今日も迷宮の奥へと潜る。
だが、異世界で過ごした月日は、いつしか彼にもう一つの居場所を作りつつあった。
これは、帰り道を探し続ける男の物語。
- プロローグ (改)
- 第一話 静かなる帰還
- 第二話 知らない夢
- 第三話 赤旗の朝
- 第四話 灰鉄の門
- 第五話 調査隊
- 第六話 牙を剥く迷宮
- 第七話 魔奔
- 第八話 あいつは、いつもそうだ。
- 第九話 灰の昼下がり
- 第十話 三人の食卓
- 第十一話 迷宮の三禁
- 第十二話 エルフの精鋭
- 第十三話 狭間に立つもの
- 第十四話 オークの亡霊
- 第十五話 呆然
- 第十六話 心配という名の距離
- 第十七話 異常の影
- 第十八話 魔王の轍
- 第十九話 仮面の下で
- 第二十話 白光の大魔導士
- 第二十一話 戻れぬ道の名
- 第二十二話 帰る場所
- 第二十三話 回廊への道
- 第二十四話 噓と沈黙
- 第二十五話 語らない背中
- 第二十六話 踏み越える決断
- 第二十七話 積み上げた戦法 (改)
- 第二十八話 共鳴
- 第二十九話 干渉
- 第三十話 前へ
- 第三十一話 戻らない者
- 第三十二話 拒絶の席
- 第三十三話 下を指すもの
- 第三十四話 割れる円卓 (改)
- 第三十五話 託された場所
- 第三十六話 途切れないもの
- 第三十七話 境界
- 第三十八話 不在の中心
- 第三十九話 終わりの前
- 第四十話 帰還の夜
- 第四十一話 変わらぬ場所
- 第四十二話 悲鳴
- 第四十三話 余所者のまま
- 第四十四話 出立
- 第四十五話 いつもの距離
- 第四十六話 ただ、進む
- 第四十七話 見誤り