その日少年は失った。家族を、故郷を、自らの目指すべき道さえも。

炎の中、死を覚悟した少年を救ったのは銀色の騎士。あらゆるものを失った少年に残されていたのは大切な少女だけ、そして少年と少女はある“約束”を交わす。

それから月日は流れ、時は七耀暦1204年。トールズ士官学院に特科クラス《Ⅶ組》が発足し、そこに10名の男女が所属することになる。その《Ⅶ組》を中心としてエレボニア帝国で新たな軌跡の物語が幕を開ける―――はずだった。

本来ならいない筈の登場人物たちが増えたことで運命の歯車は狂い始める。狂った歯車はやがて《Ⅶ組》が進む筈だった運命すらも分岐させていく。


さあ、それでは物語を始めよう。これは別ルートの物語、そのほんの序章だ。



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