この世界は理不尽に満ちている。人知れず世界の危機って奴が毎日のように出てきては誰かに潰され、阻止されて生存するアホみたいな世界だが私にとっては日常の一部である。
 あぁ、これを見るお前にこう言ってみよう。
 
「この世界の6割は幻想で出来ている」

 おっと、そんな怪訝な顔をするなよ。二日酔いの頭痛より酷いジョークだとは思うが真実さ。私もそれによって生まれたようなものだからな。今となっては一部を除いて知る人はいない。しかし、それを秘匿していた組織も潰れた以上、何処からか漏れていつかは世界の常識になるだろうな。そのトップにいた奴にムカついて私が潰したのは余談だが。
 現実が4割、幻想が6割。そんな世界がここだ。誰もが願い、夢想する『あったらいいな』が現実と混ざり合い統合された。それが世界の真実だ。そんなカオスな世界なんだ、世界の滅びなんて山ほど出てくる。
 
 しかし、ここで運が良かったのは幻想側が6割って所なんだ。下手に現実側が大手を振る世界だったなら、幻想に対する対処法が無くて詰んでいた。良くも悪くも幻想に対抗できるのは幻想だけだ。だからこの世界は存続できる。
 そんな幻想を魅せられたどっかの愚か者が沢山の濫造品を作り、その中に私は居たんだ。クローンってやつか、そんな歪な生まれだったが運良く保護されて今に至るまで生きていられたわけだ。ま、どうでもいい話か。話が逸れたな。
 
 そんな世界だから、ふらっと旅をすれば様々な領域に足を踏み入れることがある。妖怪溢れる幻想の理想郷だったり、戦闘民族やらがバチバチやってる物語だったり。
 そんな中の一つに私は足を踏み入れたらしい。どうにも若い少女達が銃持ってドンパチやってる所だ。頭に輪っかをつけててこりゃ天使の真似事か?案外天使そのものかもな。
 おっと、私が誰だか言ってなかったな。そうだな、世間では『鬼巫女』って呼ばれてる老い先短い女だ。
 
 
───────────
 
 ブルアカのストーリー展開に耐えきれなくなって現実逃避する為に書いた自己満足小説です。ブルアカに劇物ぶち込んで全部ハッピーにしてくれたらいいな、という願望です。許せる方のみどうぞ。
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ