辺境の村で空っぽな日々を送っていた孤児のフェズは、追われていた音楽の精霊カルンを体を張って助ける。人に狙われ続けた精霊と、何も持たない少年。それでもカルンを狙う者は絶えない——弱いままでは、この子を守れない。
フェズは大陸に五つある大精霊の祠を巡り、誰もが認める強さの証「巡祠(じゅんし)の覇者」を目指す旅に出る。
ただし彼は、英雄になる器じゃない。英雄になるのはたぶん別の誰かで、フェズはただ、隣の精霊を守るためだけに剣を振る。

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