【既刊2巻好評発売中です。】
 タキ・リントヴルムは首都警察に所属する優秀な警察官であり、警備部の急襲部隊で指揮官を務めている。
 魔術を駆使して犯罪を瞬く間に解決に導くことから【瞬光魔術師】の二つ名で呼ばれる一方、浮いた話は全くない。
 しまいには「事件に愛されすぎてる」「仕事と心中するのでは」とまで囁かれていたが、激務に追われてある日とうとう心が折れ、退職を考える。

 組織としてはエースに辞められると困るため退職ではなく休職扱いを打診し、揉めるのも面倒なタキは一旦それに応じることにした。
生まれてこの方休みらしい休みを取ったことがなかったタキは生まれて初めての長期休暇をどう使うか考えた末、

「そうだ、旅に出よう」

 美味しいものを食べて綺麗な景色を見るため、旅行ガイドと小さなトランクを手に首都を飛び出し――なぜか各地で様々な問題に巻き込まれてしまう。

「なんか旅先でも仕事みたいなことしてるな……」

事件に愛された瞬光魔術師は、生来の生真面目さでうっかり事件解決に貢献しながら、道中で拾ったペットのムーにも癒やされながら、少しずつ自分らしさを取り戻していく。

※カクヨムにも掲載しています。