人々がまだ機械を知らず、剣や弓をとって戦っている世界。そこでは人間、動物の他に、ゴブリンなどの魔族、そして人間に獣の特徴をあわせ持つ、"獣人"がそれぞれ共存していた。

人間の勢力圏が広がるにつれ、獣人たちは少しずつ人間の社会に組み込まれ、いつしか人間とともに冒険者という過酷な使い走りの職業に従事するようになっていった。

そんな状況に夢を見る男が一人いた。名はアラン。おもに色事にかたむく彼の"楽しみ"への欲は、その世界において革新的でもあり、享楽的でもあり、根を張る宗教からは忌避されるものであった。狼の獣人である相棒、ジゼルと信頼を維持しつつ、彼は誇りをもって"普通"に働き続けていく。

※2023/11/07 タグをいくつか追加
※2024/03/06 タイトルその他を一部変更
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