「穴熊」は東へ逃げ、「負け犬」は牙を研ぐ。一年戦争の最下層。

宇宙世紀0079年、オデッサ作戦終結直後。

「穴熊」と呼ばれるジオンのベテラン工兵、ハンス・シュタイナーは、取り残された仲間たちと地下に潜り、東を目指す壮大な「大脱走」を開始する。彼らの武器は、MSの火力ではなく、卓越した土木技術とベテランの知恵だった。

一方、連邦軍の補給基地には、「ジャブローの落ちこぼれ」が集められた護衛小隊、通称「ホッジポッジ(寄せ集め)隊」が配属されていた。隊長のカツオ・イトウ少尉は、元心理学徒のお人よし。彼らは「最下層(アンダー・ドッグス)」と嘲笑われながらも、図らずも「穴熊」の起こした盗難事件を追うことになる。

ガンダムもニュータイプもいない、一年戦争の最下層。
泥にまみれたベテランの意地と、心理学で「負け犬」から成長する新米たちの意地が交錯する。

逃げる「プロ」と、追う「素人」
これは、オデッサの泥の中で繰り広げられる、もう一つの一年戦争。

昔から書きたいと思っていた「機動戦士ガンダム」の一年戦争外伝。
皆さま、お楽しみ下さい。

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません。
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