プラントとしては連合の物量にモノをいわせた第二第三の核攻撃を恐れたのと、冷静さを欠いて視野狭窄に陥っていた可能性はある。かといって許されるものでは無いだろうが。
　とはいえ、撃った以上撃たれる覚悟はあったはず。どんな理由、背景があろうとも。歴史に記されるのは撃った事実。それが正しいかどうかは後世の価値観によって容易に変化してしまう。しかしこれだけは変わらない。連合は核を使用した。しかも一部過激派による独断で。そこから戦争は互いを滅ぼすまで終わらない絶滅戦争の様相を呈し、一歩間違えれば全人類が死滅する最終戦争となっていたであろうと。
　ブルコス連中は最終戦争も覚悟していたのだろうか？はっきり言わして貰うと、連中にそこまで考える脳は無かったと断言できる。原作におけるアズラエルのジェネシスに対する周到狼狽ぶりからそれを読み取る事が出来る。彼らはコーディネーターさえいなくなればそれで万事解決すると本気で思い込んでいる。その後などこれっぽっちも考えていない。
　連合、特に良識派はまずこの連合いや人類を蝕む寄生虫どもをどんな手を使ってでも悉く駆除しなければ戦争に勝利するどころか人類の存続さえ危うくしてしまうだろう。

　長々と長文失礼致しました。最後に、ふぎむにの機動にブースト？ふぎむにだけでも厄介極まりないのにどうやって対処…、渡り合ったクルーゼ隊長は化け物か？


-追記-

　最も書きたかったものを忘れていました。

　ブルコスはコーディネーターを危険危険と声高に叫んでいるが、言わせてもらえばブルコスの方が遥かに危険としか言いようがない。何故なら彼らは自身の政治的主張を繰り返すだけで、社会の生産にプラスになるようなことは何ら一切貢献していない。それどころか社会の不安定化、混乱そして破壊に勤しんでいる始末。その最たるものがユニウスセブンの破壊。確かプラントは連合の資産で建造された筈（間違ってたらすみません）。ということはそれは連合市民の血税で賄われたもの。つまりプラントは市民の財産とも言える。それをブルコスは自身の主張のみで破壊した。連合軍は市民の生命財産を守る為に有る筈なのにブルコス派の連合軍人はそれを一切合切放り捨てて破壊した。これは明らかに連合市民に対する重大な裏切りにしかほかならず、厳しく処断されなければならない案件だ。それにもかかわらず放置された。しかも戦争後半にはブルコスが軍内部で一代派閥になっていた。それに対して良識派は力を失っていた。これはつまり、ブルコス派は自身が死ぬのが嫌で逃げ回り、良識派を犠牲の羊にして粛清した。ということだ。過激な主張を繰り返す者に限って姑息で臆病。全くもって御しがたい。社会の害虫とは正にブルコスの様な存在と言っても過言ではない。市民の生命財産を蔑ろにする軍隊は最早軍隊では無く、ただ武装したゴロツキ集団へと成り下がるだけだ。
　ブルコスのせいで連合軍は急速に軍では無くなってきている。今回の一件は正にその現れだと言っても言い過ぎではないだろう。

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