人理を照らす、開闢の星
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奴は六人の中でも最弱(更新お疲れ様です。長文になります)
前回の返信
>「やります!!」
……(この食い意地、言動に差異はあれどやはりCCAもアルトリアだな)
(42行省略されています)
>プルム「ウィンダ!この…誰が私を護るのです!?」
──誰も守らないぞ?……まあ、あの元祖頭オーロラならタッグを組んでいたとしても最後にガードベントにしてくる可能性があるからな、引き離す事で裏切りを防いだ我々に感謝するがいい
>汎人類史に与し、妖精でありながら世界の滅びに加担する愚者共…!
──新手の自己紹介かな?
>上から覗き込む形のプルムが、指を伸ばし押し潰さんと迫りくる。虫かごの中を覗き込むかのような絶対優位を保ち、一方的に嬲り潰す手段にて三人を圧殺する腹積もりだ。それは最早、戦いとは言えない。
──なるほど、厄介だが油断大敵という言葉もあるんだよな(指で潰そうとしていた地点にオオスズメバチの毒針を仕込む部員)
>驚嘆するプルム。それは当然だ。強きものは弱く。弱きものはより弱く。プルム自身の肉体的な力は変わっていない。ビリィ自身の全身全霊は落ちようと、プルムの指を一つの力は有する。
──バフ効果がなく、貧弱極まりないから鍛えた者なら逆に捕らえられるのか……
>「予想でいやぁ、テメェらにバラされた巫女様が咄嗟に切り離した善性、人間性ってとこか?心と意志が死ぬ前に、世界に溶け込ませた。何者かが、それを受け継いでくれることを願って。…大したもんだぜ。神の巫女はよ」
──ブリテンの妖精にあるまじき善性の持ち主だったが、そういう事か
>『ウェールズの森』…
>「そこにおわしたブライド様に、優しい虫たち。トネリコお母様が見出すはずだった、二人に続くお母様の『民』。そいつらを害したのはテメェか、ウィンダの末裔か。どっちだ?」
>「ッ、そんなの風の氏族に決まっているでしょう!アレの存在理由から、自分を差し置いた大妖精だなんて認めるはずもない!」
──なるほど、確かに実行犯はオーロラ共だろう。
>「本当か?自分にしか興味のねぇ奴が態々外に目を向けるわけねぇだろ。エゴサ、なんて文化はこっちにはねぇ。常に嘯き、囁いた奴がいると考えりゃ自然だ。鬱陶しい羽の音みたいにな」
──何も考えていない奴らである分、外側から誘導出来てしまう実例を我々は知っているからな(原典オーロラ)
>「そうです!子供の罪は子供の愚かさ、私達になんて全く関わりの無いものです!あなた達が滅びた理由は、ただ愚かなバカたちだったというだけ!私達は関係ありません!」
──お前達を見て育った末裔がどうなると思う?事実上の頭オーロラ化の英才教育()を施したろう?
>「『知ってる』んだよ、バァカ。翅の氏族と風の氏族が手を組んで、自分らの立場を脅かす奴等を迫害してウェールズの森に捨ててた事はな。ぜーんぶブライド様から聞いてたんだ」
──やはりそうか、頭オーロラ単独ではなく唆した共犯者が翅だったか
>テメェらの力を全て受け継いだ奇跡の大妖精。その風はアヴァロンにも届いてた。私の話し相手になってくれてさ。妖精国の実情は、全部あの御方には解ってたのさ。
……娘の話相手でもあった彼女を失ったトネリコがこれによってホープ達以外の全てを切り捨てる決意を固めてしまったか
>「『幸へと向かえ、銀の腕ハッピーエンド・アガートラム』───!!」
>ビリィが抑えていたプルムの指の関節に、アガートラムの斬撃が直撃し…
>渾身の切れ味で指先を斬られ、絶叫しながらもんどり打つ。あまりの動揺に、領域すら保てなくなり法則は元に戻る。
──宝具の神秘は弱まらない、そして指一つでこのありまさか、情けない奴だな
>プルム「翅の妖精は身体も弱くて、力も弱い!皆に比べて私は何もかもが劣っている!だから私のやることは、皆より弱い私のやることは許されて当たり前なんです!」
>眉間に釘を打ち込み、糸でプルムを細切れにし、羽をズタズタに切り刻む
>バーヴァンシー「弱けりゃ何してもいいわけねぇだろ、カス。ウェールズの皆は、弱さを痛みとして互いに手を取り合ってたんだ」
>首のプルムをヒールで踏みつけ、魔力を流し込んで爆散させる。翅の氏族は、これで滅びた。
──弱さは免罪符にならないんだよ、神秘が薄れた現代に生まれ、才能は二流と言われながらも大英雄と渡り合う領域に辿り着いた実例を知っているからな、全て怠慢だったお前が悪い
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返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 11:07
マジに原文通りの体現!
感想ありがとうございます!
毒でくたばり死ぬがよい!!それが嫌なら絶ち切るまで!!
やっと見つけた!皆で国を作りましょう!
クソどもは処分しなくては…
哀れだな。成長しない生き物というものは…
更新お疲れ様でした。
この結界は本編でバーヴァンシーが使った奴か。
それを今回はこっちが、、、因果なものですな。
(25行省略されています)
そして今回のバーヴァンシーは本家の彼女を彷彿とさせるくらい口調が荒いな。
しかしこの妖精、弱いのなら何故強くなろうとしなかった?ヴァルゼライド閣下ならできたぞ。(クソ眼鏡感)
さて次回は最後の始まりの妖精、果たしてどうなる。
あとオーディンの爺さん大丈夫かな?
前回の感想返信
『あまりにも味方にいてはいけないやつすぎる…』
普通邪神とかの悪辣さとかは敵だからこそ許されるが今はそれが頼もしい。
『そ れ な!!』
まぁこの夏の辛抱である!
筈。
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返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 11:04
感想ありがとうございます!
絶対に許さないという怒りが極限まで高まった結果…!
筈!!
更新、お疲れ様でございます。
バーヴァンシーはブルムの眉間に釘をぶっ刺して、糸でバラバラに裂く。
巫女と同じようにバラバラになるという因果応報。
ああ、翅の悪魔ブルムさん。
貴方にはこの言葉を贈るよ―――アリーデヴェルチ(さよならだ)!!【残った遺物は灰へと還す】
残すは―――風の悪魔ウィンダだけだ!!
返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 11:02
感想ありがとうございます!
何をやってもしくじるもんなのさ。ゲス野郎はな。
さよならンチャ!!
フェアリーゴージャス!(投稿お疲れ様です!)
ホープたちVS翅の厄災プリム
そう言えばプリムとウィンダのセリフ、他の魔物たちみたいな歪んだ表記になってないのはモースが少なくなったからなんでしょうか?
(33行省略されています)
>ビリィ、バーヴァンシー、そしてホープらは自らの力が、まるで芥子粒になってしまったかのような感覚に陥る。彼女らもまた妖精、力や魔力で大抵の事は出来るような実力はある。それが、レベル1に立ち戻ったかのように弱体化しているのだ。
ああ、ムリアンがやったあれか。原作ではあれで牙の氏族たち皆殺したんだっけ
>しかしビリィは決して逃げ惑うばかりの醜態を晒しているのではなかった。優越感に浸りながら伸ばされた指を、その生来の頑強さでがっしりと受け止める。
>「なっ!?」
>驚嘆するプルム。それは当然だ。強きものは弱く。弱きものはより弱く。プルム自身の肉体的な力は変わっていない。ビリィ自身の全身全霊は落ちようと、プルムの指を一つの力は有する。
あーなるほど。こんな欠点があったのか。つまり牙の氏族たちもこうしていれば生き残れた可能性があるのか
>「予想でいやぁ、テメェらにバラされた巫女様が咄嗟に切り離した善性、人間性ってとこか?心と意志が死ぬ前に、世界に溶け込ませた。何者かが、それを受け継いでくれることを願って。…大したもんだぜ。神の巫女はよ」
つまり亜種オーロラさんが異聞帯のエオスのデータを引き継いだみたいに巫女の善性をバーヴァンシーが引き継いだってことでしょうか?
>「『幸へと向かえ、銀の腕(ハッピーエンド・アガートラム)』───!!」
おー!ホープらしい宝具名ですね!
>プルム「たす、けて…──」
>「くたばれ、害虫」
>首のプルムをヒールで踏みつけ、魔力を流し込んで爆散させる。翅の氏族は、これで滅びた。
これで五人目。残りは一人か
そう言えばニャルさん。この作戦ってモースの中に北部の妖精たち混じっていたりしたら巻き添えになったりしません?
北部の妖精たちってブリテンの妖精たちとは全く関係なく、罪なき妖精たちなので
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返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 11:00
フェアリープレシャス!(感想ありがとうございます!)
はい。魔力的にも術的にも…
テメェの弱さは据え置きだよなぁ!!
はい、そういう事です!
ニャル【かもな。そうなる灰色の対応を請け負うのも、ケイオスカルデアの役目だよ】
今日は何の日?
『七夜の願い星 ジラーチ』公開20周年(2002年7月19日)
更新お疲れ様です
家族とは違うけど、みんなの仇を取るためとなればニャルも思うところあるかもな
(身勝手な復讐ではなく弔いのためだから)
ブレーザーの公式ではこういうの出してるらしい
(リッカ宛てにメッセージ)
返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 10:51
そうか、マサトの友達と会ったのはそんなに…
感想ありがとうございます!
ニャル【あぁいうのは、正しい怒りと言うのさ】
リッカ「えぇ!?」
情けは人のためならず。(更新お疲れ様です!)
ん?もちろん大好きだよ。光と闇が合わさった最強は俺のソウルだから。あと合体ね。聖剣全合体して超大火力ぶっ放すとか最高だと思わない?
空想具現化…ムリアンの虫籠と同じものか。まあ力量だけはあるはじまりの悪魔に振るえない理由もないな。
(10行省略されています)
俺が弱くなったからって、お前が強くなった訳じゃないだろう?お前のか弱い細指押さえるぐらい、レベル1の筋肉があれば十分だ!
ブライド様は全部知っている。何も出来なかったのではなく。何も傷つけず、傷を負った者を癒す事を選んだ無垢なる白。
妖精國の覇権を握れる力を、未来の礎と、立ち上がる事も出来ない壊れたおもちゃ(女の子)と話し、心を救うためだけに使い切った優しい大妖精。1000年かけて手を繋げた盟友が自分を庇って散った。そりゃあ泣くだろう。少女の希望の全てが枯れ果てるまで。そこに残るは冬の女王。
確かにお前は6人の中じゃ一番弱いんだろうよ、プリム。
であれば、尚更。弱さを他者の痛みを知れる強みに変えられなかったお前は。思いやりを軽んじ、自分より強い者を引き摺り下ろす事しかしなかったお前は。自分じゃどうしようもない窮地を誰にも助けてもらえねえよ。非力は、無力なんかじゃなかったのにな。
ボロ雑巾にされた自分のためじゃない。これはブライド様とウェールズの森のみんなと、お母様の涙の分だ!最後まで大切な人のために怒れる君だからこそ、巫女の善性に宿ったんだろうね、バーヴァンシー。
次回も楽しみに待ってます!
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返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 11:17
助けないやつは助けてもらえない(感想ありがとうございます!)
騎士王「!?」
キャストリア「そっかぁ、そういうのもあるのかぁ〜」
CCA「全部ビームでブチかますのもいいですよねー!」
騎士王(ギリシャルートブリテン概念…?)
お前の弱さは据え置きならば、レベル1でも上回ることは容易いことよ!!
ブライドは、本当に正しいことの為に力を使った。希望を育て、希望を活かし、未来のために繋いだ。
トネリコが秋の淑女から、冬の女王になるにはあまりにも十分だった。
バーヴァンシー「…そうか。そうだと…いいな」
誰も助けなかったんだろ?誰がテメェなんぞ助けるか。
ありがとうございます!頑張ります!
更新お疲れ様です!
≫「ならば招待してあげましょう。我が妖精領域!強き者は弱く!弱きものはより弱くの管理空間へとね!!」
≫上から覗き込む形のプルムが、指を伸ばし押し潰さんと迫りくる。虫かごの中を覗き込むかのような絶対優位を保ち、一方的に嬲り潰す手段にて三人を圧殺する腹積もりだ。それは最早、戦いとは言えない。
ほほう…なかなかに厄介な相手ですな…。しかしこれ、もしかして本人の実力自体は弱いパターンか…?
(43行省略されています)
≫「あははははは!なんてみっともない!力が在ると思い上がり、ケルヌンノスや巫女に許されたと思い上がり所詮はこのザマ!醜く潰されにきただけの恥を晒すまでの事なんですよねぇ!」
少なくともケルヌンノスにはマジで赦されてる筈なんだよなぁ…。その辺、なんで赦されたのか分かってないコイツには理解しようもないのだろうが。
…ま、教えてやる義理もないか。どうせ醜く散る命だ…。
≫なんか他にあるだろ。『巫女の思念』の混ざりよう、とかさ。さもなきゃ私が、私自身の頭の回転の速さに説明がつかねぇよ」
≫「予想でいやぁ、テメェらにバラされた巫女様が咄嗟に切り離した善性、人間性ってとこか?心と意志が死ぬ前に、世界に溶け込ませた。何者かが、それを受け継いでくれることを願って。…大したもんだぜ。神の巫女はよ」
なるほど…なるほどね。だからバーヴァンシーさんは巫女の心情を理解でき、かつあのような状態で…。
…そしてそうなると、今の巫女が憎悪一辺倒なのも頷ける。誰かを赦せる善性や人間性を切り離して別個存在となったことで、今の巫女は憎悪オンリーの、ある種のアルターエゴ状態になってしまっているという事…なのかも…?
≫「そこにおわしたブライド様に、優しい虫たち。トネリコお母様が見出すはずだった、二人に続くお母様の『民』。そいつらを害したのはテメェか、ウィンダの末裔か。どっちだ?」
≫「ッ、そんなの風の氏族に決まっているでしょう!アレの存在理由から、自分を差し置いた大妖精だなんて認めるはずもない!」
≫「本当か?自分にしか興味のねぇ奴が態々外に目を向けるわけねぇだろ。エゴサ、なんて文化はこっちにはねぇ。常に嘯き、囁いた奴がいると考えりゃ自然だ。鬱陶しい羽の音みたいにな」
≫「そ、それは…!そんなの、末裔が勝手にやった事でしょう!?」
うーん、この。つまりは「翅」が「風」を唆したと。どっちにしろ救いようがない連中だったってことか…。
≫子供の罪は子供の愚かさ、私達になんて全く関わりの無いものです!あなた達が滅びた理由は、ただ愚かなバカたちだったというだけ!私達は関係ありません!」
…まあね?現代日本の刑法じゃあ「個人責任の原則」ってあるよ。けどな、ここはそんな法(ルール)がある場所じゃあない。そもそも法を守る意識すらない貴様らを守ってくれる法なんざハナからないがね。
それに、この國が壊滅した理由はまさに貴様らの馬鹿さ加減にあるんだなこれが。だから個人責任で言ったって貴様らに責任はあるわけだ。ま、やったことの反省もできない連中に、これ以上付けてやる薬もないか。
≫トネリコの哀しみと、妖精達への敵意はそこから生まれたのだ。ウェールズの森はもうトネリコの国だった。ブライドは自らの国を良くする指導者や象徴に相応しかった。それを焼き払われたのだ。自身らを信じ、逃がした彼女らは全滅した。トネリコはひたすらに理想郷にて慟哭したのだという。
≫「その時の悲しい声と泣き顔を見て私は決めたのさ。仇は取る。奴等が死んだなら、必ず報いを受けさせる。いつか来る黄金の旅団の力を借りて、断罪するために立ち上がってなぁ!」
あの日記に書かれていた残酷な行為…それは、ここから由来するものだったのか…。
≫ホープは頷き、右腕に装着された銀色の腕を起動する。それは、空想聖剣を装填したベディヴィエールの銀の腕。
≫「『幸へと向かえ、銀の腕(ハッピーエンド・アガートラム)』───!!」
妖精騎士となったことで、元となった円卓の騎士の技が使える…!そういえば、原典の妖精騎士達もそうでしたね…。
≫「翅の妖精は身体も弱くて、力も弱い!皆に比べて私は何もかもが劣っている!だから私のやることは、皆より弱い私のやることは許されて当たり前なんです!」
≫「そうですよ!偉そうで、私より強いやつは皆死ねばいい!誰も彼も、どいつもこいつも私より下になれば私は見下されない!穢らわしい牙も、土も、馬鹿な鏡も雨も!精神破綻者の風も!馬鹿みたいに死ねばいいんです!」
うーんこの。救いようが無さ過ぎて言葉も出ないね。怒りを通り越して呆れるってこういう事なのか。しかも仲間意識すらないのかこいつら…。正直そこは予想外というかなんというか…。
あーもういいよ。なんつーかあれだ。イッテイーヨ。
≫首のプルムをヒールで踏みつけ、魔力を流し込んで爆散させる。翅の氏族は、これで滅びた。
≫顔合わせも出来なかった大恩人に、祈りを捧げるバーヴァンシーであった。
とりあえず、これで残るはあと1つ…。あとは、チルノさんとブリュンヒルデさんが決めてくれるだろうな…。
大穴の様子は……今のところ、異変はなさそう…かな…?
次回も楽しみに待ってます!
──こちらの活動はメッセージにて…。
≫【良い子は、真似しちゃだめだよ♪】
真似したくてもできませんて普通…。
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返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 10:48
感想ありがとうございます!
もう何か言うのも疲れた…。死ね。雑に、無慈悲に。
未だに沈黙を…保つのか…
ありがとうございます!頑張ります!
ニャル【作者の人格歪みが起きないか心配だね…】
翅、撃破
力を弱くしたからって、宝具まで弱められる訳がなかったな
後、一人か
終わらせよう
メッセージ送ります
返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 10:46
感想ありがとうございます!
全てを終わらせねば。夜明けは訪れない…!
更新お疲れさまです
▷「ならば招待してあげましょう。我が妖精領域!強き者は弱く!弱きものはより弱くの管理空間へとね!!」▷瞬間、辺りの光景ごと世界が歪められる。それは妖精が持つとされる神秘にして、世界を自らの存在で塗り替える力。プルム、翅の妖精はこの術を特化し所有する妖精だ。その始祖ともなれば、逃げることは至難の業であろう。
▷「これが、始まりの六人の秘術…!」▷ビリィ、バーヴァンシー、そしてホープらは自らの力が、まるで芥子粒になってしまったかのような感覚に陥る。彼女らもまた妖精、力や魔力で大抵の事は出来るような実力はある。それが、レベル1に立ち戻ったかのように弱体化しているのだ。
▷「言ったでしょう?私が管理する空間だと。この中にいるものはどれだけ強かろうが関係ない。全てが弱く、醜く落ちる。あなた達は態々、殺されに来たということ!」
▷「きゃあっ!?」▷上から覗き込む形のプルムが、指を伸ばし押し潰さんと迫りくる。虫かごの中を覗き込むかのような絶対優位を保ち、一方的に嬲り潰す手段にて三人を圧殺する腹積もりだ。それは最早、戦いとは言えない。
(37行省略されています)
…やっぱり、この能力は普通にエグいな…!ただ、完璧な秘術なんてものは普通は存在しない…!どっかに抜け道があるのが基本中の基本だからな…!
▷「──ここだ!!」▷しかしビリィは決して逃げ惑うばかりの醜態を晒しているのではなかった。優越感に浸りながら伸ばされた指を、その生来の頑強さでがっしりと受け止める。
▷「なっ!?」▷驚嘆するプルム。それは当然だ。強きものは弱く。弱きものはより弱く。プルム自身の肉体的な力は変わっていない。ビリィ自身の全身全霊は落ちようと、プルムの指を一つの力は有する。▷「この、穢らわしい!離しなさい、粗暴で野蛮な土の末裔の分際で…!」
▷「よし、ナイスだビリィ。やっぱ鍛えた時間と筋肉は裏切らねぇよな。コイツには聞きたいことがある。爪と肉の間に釘刺されたくなけりゃちゃんと答えろよ?」
…鍛えた分、初期の技能値が上がってるってことか…!能力が減少しても大元の技能があればどうにか出来る…!それに、筋肉は裏切らないってのは…変わらない法則だからな!
▷「まず一つ。私は何のための妖精だ?解るだろ。今の口ぶりなら」▷「はぁ!?知らなかったんですか?バーヴァンシーは泣き虫の鳴き女。皆に虐められ、ただメソメソと泣くことで誰かの嗜虐心を満たすもの。それ以外の何だと言うんです!?」
▷「…それは間違いないが。なんか他にあるだろ。『巫女の思念』の混ざりよう、とかさ。さもなきゃ私が、私自身の頭の回転の速さに説明がつかねぇよ」▷バーヴァンシーは予想がついていた。元々妖精達のストレス発散の使命のための妖精に、何らかの意志が混じったもの。それが、自分という妖精のファクター。
▷「予想でいやぁ、テメェらにバラされた巫女様が咄嗟に切り離した善性、人間性ってとこか?心と意志が死ぬ前に、世界に溶け込ませた。何者かが、それを受け継いでくれることを願って。…大したもんだぜ。神の巫女はよ」
…善性があるからこそ、この世界の悪妖精に狙われる……でも、その心を理解する妖精ならば…見いだせる…うーん、この世界のアレ度よ……
▷「そ、それは…!そんなの、末裔が勝手にやった事でしょう!?」▷「テメェは悪くないってんだな?」
▷「そうです!子供の罪は子供の愚かさ、私達になんて全く関わりの無いものです!あなた達が滅びた理由は、ただ愚かなバカたちだったというだけ!私達は関係ありません!」
ふーん……大元の原罪は貴様らから始まったんだけどなぁ…?原罪が今に繋がっているなら秋様も関係があるからな…!ついでに、言えば子の罪は親の罪になるパターンも存在するんだよなぁッ!
▷「『知ってる』んだよ、バァカ。翅の氏族と風の氏族が手を組んで、自分らの立場を脅かす奴等を迫害してウェールズの森に捨ててた事はな。ぜーんぶブライド様から聞いてたんだ」▷「はぁ!?」▷「テメェらの力を全て受け継いだ奇跡の大妖精。その風はアヴァロンにも届いてた。私の話し相手になってくれてさ。妖精国の実情は、全部あの御方には解ってたのさ。それで教えてくれた。風と翅は森を嫌っている。いずれ私達は滅ぼされる、ってな…!」
▷バーヴァンシーは巫女の感受性を受け継ぎ、アヴァロンに静養中の彼女をブライドは知っていた。話し相手になってあげたい、それだけの理由でバーヴァンシーと対話していたのだ。▷「妖精眼だって持ってたぜ、ブライド様はよ。全員の本心や思惑なんて筒抜けだった。何もしない、起こさない事が償いと心で決め、捨てられた妖精達の家と決めてたあの方と仲間たちをお前らの末裔はぶち壊した…!」
▷モルガンはウェールズの森にてブライドより、より詳しいビジョンを学び魔術を極め、またウェールズの仲間たちを自らの国に招くと決めていた。いつか共に、罪を背負い許せる国を目指して。
……パーヴァンシーとも対話していたのか…そして、本心を見抜いて、そして未来すらも分かっていても……か……本当、心が強い性質を持った女王さんだったんだなぁ…女王ブライドさんは…!
▷「テメェらは絶対許さねぇ…!ホープ、宝具だ!妖精騎士として、宝具を使え!宝具は弱くならねぇ、変わらない奇跡だ!」▷「宝具…!う、うん!」▷「こいつの指、ぶった斬ってやれ!!」
▷ホープは頷き、右腕に装着された銀色の腕を起動する。それは、空想聖剣を装填したベディヴィエールの銀の腕。
▷「我等が願いを抱いて走れ、銀の流星!」▷「や、やめ───」
▷「『幸へと向かえ、銀の腕(ハッピーエンド・アガートラム)』───!!」
▷ビリィが抑えていたプルムの指の関節に、アガートラムの斬撃が直撃し…。▷「あぁぁぁあああぁぁぁあああぁぁぁっ!!指が!私の指があぁぁっ!!」▷渾身の切れ味で指先を斬られ、絶叫しながらもんどり打つ。あまりの動揺に、領域すら保てなくなり法則は元に戻る。
絶許発言……貴様の定めは確定したッ!……しかし、空想聖剣としてもいい感じに使いこなしているな……!ある意味、本来の(?)感じに似ているかな……?
▷バーヴァンシー「まず、テメェが真っ先に死ね」▷プルム「かっ───」▷眉間に釘を打ち込み、糸でプルムを細切れにし、羽をズタズタに切り刻む
▷バーヴァンシー「弱けりゃ何してもいいわけねぇだろ、カス。ウェールズの皆は、弱さを痛みとして互いに手を取り合ってたんだ」▷プルム「たす、けて…──」▷「くたばれ、害虫」▷首のプルムをヒールで踏みつけ、魔力を流し込んで爆散させる。翅の氏族は、これで滅びた。
弱くとも共に支え合い隣人と協力する……それは正しき心の形だ……理解しない貴様は朽ち果てろ。永遠に後悔し続けろ…いや、罪を理解できない貴様に後悔することなんて出来ねえだろうけど?
▷「…ウェールズの皆。ブライド様。仇は一人、討ちました。ゆっくり、睡ってください」
▷ホープ「…バーヴァンシー…」▷ビリィ「…君はずっと、ブライド様とウェールズの森の敵討ちを…」
▷自分のような存在に、目をかけてくれた二人目。▷顔合わせも出来なかった大恩人に、祈りを捧げるバーヴァンシーであった。
……こういうところが妖精騎士の要素が入っても優しいところだろうな………そして、ナイスファイトだったぜ!
──一方その頃、メッセージにて
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返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 10:44
感想ありがとうございます!
自分の事などどうでもよい。ただ、大切な人たちへの暴虐狼藉は絶対に許さん!!
仇を打てし、皆の素敵なバーヴァンシー…
更新お疲れ様です。
>「そうです!子供の罪は子供の愚かさ、私達になんて全く関わりの無いものです!
あなた達が滅びた理由は、ただ愚かなバカたちだったというだけ!
私達は関係ありません!」
(33行省略されています)
いや関係おおあり。お前らみたいなのがいたから
モースみたいなのがわんさか沸いたんだろ?
そしてお前らの所業のせいでこの世界のケルヌンノス様達は怒ったんだ。
あ、それを理解する知性すらないのかお前らには。
いやぁごめんごめん。
>「妖精眼だって持ってたぜ、ブライド様はよ。
全員の本心や思惑なんて筒抜けだった。
何もしない、起こさない事が償いと心で決め、
捨てられた妖精達の家と決めてたあの方と仲間たちを
お前らの末裔はぶち壊した…!」
・・・初代ブライド様は本当に無垢で強い女王だったんだなオベロン。
>プルム「そうですよ!偉そうで、私より強いやつは皆死ねばいい!
誰も彼も、どいつもこいつも私より下になれば私は見下されない!
穢らわしい牙も、土も、馬鹿な鏡も雨も!
精神破綻者の風も!馬鹿みたいに死ねばいいんです!」
・・・本当に気分が悪い。
弱さを振りかざす弱者って本当にタチが悪い。
>プルム「たす、けて…──」
「くたばれ、害虫」
首のプルムをヒールで踏みつけ、魔力を流し込んで爆散させる。
翅の氏族は、これで滅びた。
文字通り汚い花火だ。もう二度と湧いてくるな翅の化物。
弱さを盾に振りかざす化物(プルム)。
ウェールズの民とブライドの真相を確かめたバーヴァンシーは
宝具にして断罪し、仇を討つ。
ホープ。ビリィ。バーヴァンシー。お疲れ様。
あんな化物相手によく頑張った。
ウェールズの皆もブライド様も安らかに眠れるさ。
(三人をありったけの親愛を込めて強く強く抱きしめる)
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返信:札切 龍哦 2023年07月20日(木) 10:40
感想ありがとうございます!
解らないなら結構。とっくにその時は過ぎているのだ…!
オベロン「…あぁ。ヴォーティガーンを助けるくらい、おっちょこちょいだったけどね」
バーヴァンシー「…ああ。きっと、そうだよな」