うーんこの。話が通じたと思ったら余計に責任感を抱えちゃったよ…。かつての仲間達を認識してくれれば、話はまた違ったかもしれないのだが…。

≫「ビーストΩ…グノーシス主義に語られる、世界の不完全性は神の偽りによる落ち度とされた信仰体系に語られる、デミウルゴス…或いは神の側面、嫉む者との一面も取り込んだが故の世界への干渉力なのやもしれん。探求しがいのある智慧のテーマが出たものだ」
気になるのはそこなんですよね…。パパポポ様、いちおうお伺いしたいのですが、貴方様が全盛期の姿であれば、今回のような規模のことはできますか？もちろん、貴方様がこのような非道な行いをなさる筈はないと確信しておりますが、能力の面として…。

≫このブリテンに蔓延るのはひたすらに悪意、罪、呪い、怒り。そういった、最早心あるものへの呪詛溜まりにも等しくなっている。おぞましい地獄以外に形容する言葉が見当たらないだろう。事実、カルデアスタッフの数名はメンタルケアルームへ搬送される運びともなったのだから。
ま、マジか……。皆さん大丈夫かな…？まあ、私もメンタルは大丈夫とは言え、身体がアレだからあんまり偉そうなことは…ごほっ、げほっ！

≫『ぬ、ぬうう…最早、どんな言葉を懸ければいいのかすら解らん。悪党の一人勝ちならまだいい。だがこう、悪人も善人も纏めて地獄の底にいるような状況は一体どうすればいいのかね…』
…とりあえず、託されたものを無下にはしちゃいけない、筈です。トネリコの遺した希望を、未来に繋ぐ。あとは、カース・ロンギヌスをなんとかする…ですかね。
でも、単純な力技でも対話だけでもどうにかならないかもしれない事態に発展してきてはいますが…。

≫【ケルヌンノス神は怒りのままに妖精達を呪っている。それは巫女を殺された他に、【妖精という邪悪な生き物を、このブリテンから出してはならない】という使命感の下にブリテンを呪い続けているんだ。その意味が、お前たちにももう伝わったろ】
≫【そしてヴォーティガーンは、ブリテンが未だこんな形で残っていることに嫌悪と憎悪を懐いている。厄災という形で妖精達を害し続け、今度こそ全てをゼロにするために、終末装置は作動しているんだ】
≫【神を欺き殺し、巫女を解体し玩び、遂には救世主にすら見捨てられた。このブリテンには、もう一欠片の慈悲だって赦されない。ただ消え、ただ滅び、亡くなる以外の選択肢なんて赦されないんだ。………せっかく来てくれたのに、こんな無様な姿を晒してごめんよ。御土産の一つも渡せない、ゲロウンコアイランドなんだわ、ここ】
≫【だから、お願いだ。このブリテンから脱出してくれ。ボクは復讐を辞める気はない。こんな事になってしまった責任を、妖精として、ケルヌンノスとヴォーティガーンの意志を継いでやり遂げなくちゃならない。これはもう、ボクがボクである最後のやるべきことなんだ】
うーむ…。使命感ってのはこういう時に厄介だ…。そっちにまっしぐらだから話を聞いてくれない…。我々に理解を示してくれているからこそ逆に止まらないっていうのも、また…。

≫異聞帯No.■
≫悪性妖精獄ヴォーティガーン
≫異聞帯深度　EX
さて……どうする！？

次回も楽しみに待ってます！

──こちらの活動はメッセージにて…。

≫【引き継ごう。任せておけ】
す、すみません……。お任せ、します…ごほっ！身体を治したら、戻りますんで…。

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▷『流石にここまで重苦しい展開が続く異聞帯、特異点は初めてかもしれないわね。禍肚も、高天原にイザナミ御祖母様の明るさに助けられていた処が過分にあったのを再認識したわ』▷根底に娘へ世界を捧げるという愛、母へ世界を再び託すという親愛の下の禍肚は、振り返れば反転の恨みとして受け止められる。しかし、このブリテンに蔓延るのはひたすらに悪意、罪、呪い、怒り。そういった、最早心あるものへの呪詛溜まりにも等しくなっている。おぞましい地獄以外に形容する言葉が見当たらないだろう。事実、カルデアスタッフの数名はメンタルケアルームへ搬送される運びともなったのだから。
……重苦しいと言うかこれ以上に重苦しい異聞帯があって欲しくないよなぁ……そして、やっぱしSAN値が持ってかれているスタッフも現れるよね……いや、これ普通見るものじゃないって……

▷「気まぐれ、たまたまという逃げ道すら僕らにはない。はじまりの悪魔…いや、最早そちらの悪魔にも失礼だ。六匹の魔物は、自分以外の全てを悪用し世界を滅ぼしたのだから」▷絶望はせずとも、その心は弱り果てる。善に目覚めたものは、犯した悪に心を焼かれる。なんと残酷な事であろうか。彼女たちは、過去に犯した謂れなき罪で、塵も残さず燃えさる危惧すら生まれてしまったのだから。
▷『ぬ、ぬうう…最早、どんな言葉を懸ければいいのかすら解らん。悪党の一人勝ちならまだいい。だがこう、悪人も善人も纏めて地獄の底にいるような状況は一体どうすればいいのかね…』▷『ロマニさんの言う通り、反逆の傲慢や責任逃れの虚飾なんて原罪にできる人間は余裕がアリアリなんですね。凄まじい悪辣の極地を見てしまうと、ねぇ…』▷「お前ら……」
善人も確かにいるが、善人は悪人によって、そして善人と悪人も丸ごと……うーん、冷静考えると地獄の固まりだけどなぁ……あと、状況と言えば…件のアレの問題も何だよなぁ……

▷【このブリテン、異聞帯がどれだけ救いようのなく、滅びの結論が如何に妥当かは解っただろう。罪を赦す、赦されないの次元にもうボクら妖精はいないんだ。ただもう、滅びる事でしか何もかもに報いられない】▷【ケルヌンノス神は怒りのままに妖精達を呪っている。それは巫女を殺された他に、【妖精という邪悪な生き物を、このブリテンから出してはならない】という使命感の下にブリテンを呪い続けているんだ。その意味が、お前たちにももう伝わったろ】
▷【そしてヴォーティガーンは、ブリテンが未だこんな形で残っていることに嫌悪と憎悪を懐いている。厄災という形で妖精達を害し続け、今度こそ全てをゼロにするために、終末装置は作動しているんだ】
▷【神を欺き殺し、巫女を解体し玩び、遂には救世主にすら見捨てられた。このブリテンには、もう一欠片の慈悲だって赦されない。ただ消え、ただ滅び、亡くなる以外の選択肢なんて赦されないんだ。………せっかく来てくれたのに、こんな無様な姿を晒してごめんよ。御土産の一つも渡せない、ゲロウンコアイランドなんだわ、ここ】
……言ってることは間違ってないな。事実を言ってるのも同義だからなぁ……それでも…それでも……！譲れないものがあるから……！

▷【だから、お願いだ。このブリテンから脱出してくれ。ボクは復讐を辞める気はない。こんな事になってしまった責任を、妖精として、ケルヌンノスとヴォーティガーンの意志を継いでやり遂げなくちゃならない。これはもう、ボクがボクである最後のやるべきことなんだ】▷『…トトロット…』
▷【もうボクは妖精共を滅ぼす事しか考えない。君達の事ももう、忘れてしまうだろう。だから、ボクの事を少しでも考えてくれるなら…このまま、ブリテンを去って欲しいんだ】
……………でも、退けないんだ…私達は……退いたら……実質、共倒れで終わってしまうから………想っているのは分かっている……分かっているけど……！…こっちにもあらゆる意味で問題が絶賛発生中だからな……！

▷【こんなカスどもを助けようとしてくれる君達の高潔さや、御人好しさは本当に素晴らしい。だからそれを、こんなクソみたいな場所で無駄遣いしないでほしいんだ。君達が助けられる人はたくさんいる。君達が救える世界はたくさんある。少なくとも、こんなところで無駄遣いしていい気持ちじゃない。…えっと、モルガン、だっけ？】▷『！トトロット…！』
▷【──頼むよ。異世界のトネリコだというのなら、ボクのお願いを聞いてくれ。もう君が傷付くのも、裏切られるのも。見たくないんだ。君の夢みたいな理想が、ボロボロになるのを見たくないんだ】
▷『そんな…何故です、トトロット…！それは、あなたがそんな姿になっていい理由にはならない！決して…！』
▷【騎士王と、えっと、マシュ？あとそのマスターだっけ。さっきは、騎士としての自分を思い出させてくれてありがとう。だから、これは忠告なんだわ】
▷「妖精騎士…トトロット」▷「……」
▷【そっちのトネリコを、大切にしてあげてほしいんだわ。寂しがり屋で、自分の居場所がほしい普通の女の子を…守り抜いてあげてほしい。ボクみたいに、ならないでおくれ】
▷「トトロットさん！マシュ・キリエライトの所感ですが！あなただって素敵な妖精ではないですか！そんな、まるで遺言のような…！」▷【ここにはもう、罪しかない。終わりのない罰しかない。救いなんて、罪人自ら手放した。…だから、もう傷付かないでおくれ。この地の負債は、全部ボクが連れて行くから】
▷そして、声が掻き消える。それは、妖精騎士トトロットの末期の呟き。▷【──あぁ。どうせなら。トネリコが目指した、夢みたいな理想郷。君達を招きたかったなぁ……──】
▷……妖精国に響いた、理性の声は消えた。
……この……！大馬鹿者が……ッ！！そんなの聞いたら………その願いを聞いたら、いっそ譲れなくなるじゃねえか…！……私達の世界の問題も、この世界の……ケルヌンノスへの贖罪も……！そして、トトロット…貴女自身も……手繰り寄せる！…全部の問題を解決した…その上でだッ！

▷【はじまりのカスどもを皆殺しにして、それでそいつらを諭したクソ野郎も殺す。穢らわしい死骸のブリテンも海に沈めて、後始末はおしまいだ。任せろって。【妖精どもを罰し、ブリテンを滅ぼす】ってお前らの願いは──】▷【……■■……】▷恩讐の厄災【──ちゃんと、ボクが形にしてやるから】
異聞帯No.■　悪性妖精獄ヴォーティガーン　異聞帯深度　EX
……諭したヤツも対象か……そこも気付いているならば……ワンチャンはあるかなぁ……とは言っても覚悟完了しちゃってる状態だ……こいつは大事になりそうだな……！

──一方その頃、メッセージにて

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＞ここで妖精どもを殺すのをやめたら、向こうに妖精が放たれちゃうだろうが
……その優しさはありがたい、ありがたいのだが……この様子だと異聞帯の状態を把握していないな？

＞…もう、こんな意識もいらないな。邪魔になるだけだ。ヴォーティガーン。もっと喰らってくれ。その代わり、力をもっと寄越せ
……それをするとヴォーティガーンの思うつぼだぞ……

＞「ビーストΩ…グノーシス主義に語られる、世界の不完全性は神の偽りによる落ち度とされた信仰体系に語られる、デミウルゴス…或いは神の側面、嫉む者との一面も取り込んだが故の世界への干渉力なのやもしれん。探求しがいのある智慧のテーマが出たものだ」
──世界が不完全なのは創造神が不完全な偽りの神だからだとか宣う連中か……本来パパポポは全く無関係なんだがなぁ……

＞『流石にここまで重苦しい展開が続く異聞帯、特異点は初めてかもしれないわね。禍肚も、高天原にイザナミ御祖母様の明るさに助けられていた処が過分にあったのを再認識したわ』
──イザナ味は清涼剤だった……？

＞『リンゴを食べた人間の原罪なんて可愛いものさ。神を毒殺、巫女を解体、世界を見殺しにして罪人達のワンダーランドを作り上げた原罪となれば…』
『ロマニ。慎みなさい』
『あ、ご、ごめんよ！もちろんいい妖精は、ここにちゃんといるからね！』
──そこからよくぞここまでの善性を持った妖精が誕生したというべきか……これは思わずトネリコも全てを擲ってしまう（擲つ事がいい事とは言っていない）

＞『ぬ、ぬうう…最早、どんな言葉を懸ければいいのかすら解らん。悪党の一人勝ちならまだいい。だがこう、悪人も善人も纏めて地獄の底にいるような状況は一体どうすればいいのかね…』
──悪いが妖精の事情は関係ないなゴッフさん、この異聞帯をなんとかしなければカース・ロンギヌスが汎人類史を破壊するんだ。汎人類史を守る為に、我々のエゴで無理矢理にでも君達を救わせてもらおう！

＞【断言するよ。その行いは絶対に報われない。君達が悪いんじゃなくて、これはもう妖精の限界なんだ。気まぐれで、幼稚で、恩知らずの恥知らず。それはもう、あのバカどもを見てわかってくれたろ？】
──報わない？はて？バカじゃない善なる妖精達、姫を守護する竜の妖精、新たなる聖剣を楽園が手にする事が出来るのなら、報酬としては充分ではないでしょうか？王？

＞【はじまりのカスどもを皆殺しにして、それでそいつらを諭したクソ野郎も殺す。穢らわしい死骸のブリテンも海に沈めて、後始末はおしまいだ。任せろって。【妖精どもを罰し、ブリテンを滅ぼす】ってお前らの願いは──】
＞恩讐の厄災【──ちゃんと、ボクが形にしてやるから】
……こんな邪悪な願いの継承を見る事になるとは……いや、その先の地獄に向けて歩みを進めるところは同じか……

トトロット、このままでは奴の思うつぼだぞ。
はじまりのカスどもを諭したそのクソ野郎がこの状況を作り出し、トネリコの國であるブリテンを汎人類史を滅ぼす兵器として利用し、しかもそれが、よりによってトネリコの選定の槍（と同じ名、形の槍かもしれないが）をモチーフにしているんだからな

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＞トトロット【今更やめるのか、だって？寝言は寝てから言えよ、ヴォーティガーン。…あいつらは、ボクを騎士と呼んでくれた。ここで妖精どもを殺すのをやめたら、向こうに妖精が放たれちゃうだろうが】

やはり止まらないよな。君は。かつて暴れていた君を止めてくれた者はもういないからか？


＞「ビーストΩ…グノーシス主義に語られる、世界の不完全性は神の偽りによる落ち度とされた信仰体系に語られる、デミウルゴス…或いは神の側面、嫉む者との一面も取り込んだが故の世界への干渉力なのやもしれん。探求しがいのある智慧のテーマが出たものだ」

ペルソナ5世界ではラスボスの名前もデミウルゴスだったしなぁ…


＞『流石にここまで重苦しい展開が続く異聞帯、特異点は初めてかもしれないわね。禍肚も、高天原にイザナミ御祖母様の明るさに助けられていた処が過分にあったのを再認識したわ』

まあ初めてな分、今後の特異点で似た状況になっても此処よりまだ良いと思えるようになるかもしれませんね


＞「世界を見捨てて、反省もしないで増え続けて。自分は悪くない、悪くないって言い続ける私達の祖先たち。そんな血を、罪を引く私達は…本当に救われてもいいのかな…？」

自分は救われていいと思いますよ。だってあなたたちはあなた達にしかない輝きを見せてくれたのですから


＞【ケルヌンノス神は怒りのままに妖精達を呪っている。それは巫女を殺された他に、【妖精という邪悪な生き物を、このブリテンから出してはならない】という使命感の下にブリテンを呪い続けているんだ。その意味が、お前たちにももう伝わったろ】
＞【そしてヴォーティガーンは、ブリテンが未だこんな形で残っていることに嫌悪と憎悪を懐いている。厄災という形で妖精達を害し続け、今度こそ全てをゼロにするために、終末装置は作動しているんだ】

なるほど。利害が一致しているからそれぞれの力を宿すことができたのか…


＞【だから、お願いだ。このブリテンから脱出してくれ。ボクは復讐を辞める気はない。こんな事になってしまった責任を、妖精として、ケルヌンノスとヴォーティガーンの意志を継いでやり遂げなくちゃならない。これはもう、ボクがボクである最後のやるべきことなんだ】

だけどこっちにはこっちの事情もあるし、それに君が見えない宝ものを見つけたからそれを守るためには君と同じく止まらないよトトロット


＞「トトロット、貴様…！何故相談しなかったのだ！トネリコとそんなところまで似通いおって！」

むしろトネリコを見てそうなった可能性が…
本当にこれはトネリコを説教しなきゃですね。モルガンさん


＞【──頼むよ。異世界のトネリコだというのなら、ボクのお願いを聞いてくれ。もう君が傷付くのも、裏切られるのも。見たくないんだ。君の夢みたいな理想が、ボロボロになるのを見たくないんだ】
＞『そんな…何故です、トトロット…！それは、あなたがそんな姿になっていい理由にはならない！決して…！』

こんな異世界のトネリコを想うトトロットを早く救ってあげないとですね。


＞悪性妖精獄ヴォーティガーン

異聞帯名、判明


＞騎士王「…えぇ。本当の意味で潔白だった存在は、いなかったのでしょう」

…まさかまさかですけどΩの奴、アヴァロンに細工でもして誕生するトネリコに自己犠牲精神でも植えつけたりしたのか…？



なあ、亜種たる【彼女】よ。今の君から見てこのモルガンさんの哀しい顔とトトロットの思い聞いて、どう思う？（モルガンさんところに居る【彼女】に）

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妖精の美徳を護るものとして。ブリテンを終わらせるものとして。国の中で生まれた汚濁は一つたりとも外には出さない。これがトネリコに示せる最後の忠義だ。憎悪だけじゃない使命感だから。尚更止まんねえな、君は……

伊邪那美様のイザナ味に吹き散らしてもらったシリアスは数知れず。最後ギリギリの危険センサーっていうのもそうですが、どれ程の窮地から帰ってきてもあの大阪のおばちゃん見たら「ここは安心出来る家なんだな」って肩の力抜けるんですよね。流石我が国全ての母だわ。

私たちは救われてもいいのか、か。…いいに決まってるだろう、そんなの。
9割の妖精が救われないのは彼らが呪いを抱えて生まれたからじゃない。呪いに抗おうとせず、自分が楽になるために他者を呪う事を良しとしたからだ。罪を背負って、幸せになるために生きろ。周りの誰かを幸せにしよう。それが贖罪だ。崩れそうな友達の体は、心は。何度だって支えてやるから。

こんな形で願いを継ぐそのセリフを聞く事になるとはな……どいつもこいつも大切な人の自己犠牲を厭うくせに自分の身は犠牲にしやがって。ふざけんな。それが嫌ならせめて我が振りは直せよ。

土産なら見つけたよ。今の君が見ないようにしてる美しいものを。でもこの世界の税関は厳しくてさ。このままここから逃げ帰るなら全部置いてけって言うんだわ。
上等だ。お前ら全員必ず笑わせてみせる。自分達の愉悦を誇るために。その絶望には負けられないーー！

次回も楽しみに待ってます！

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あのときのイザナミ様には本当に助けられた。
イザナ味は心の清涼剤兼栄養剤だった。

>しかし、このブリテンに蔓延るのはひたすらに悪意、罪、呪い、怒り。
そういった、最早心あるものへの呪詛溜まりにも等しくなっている。
おぞましい地獄以外に形容する言葉が見当たらないだろう。
原典FGOでもあの異聞帯は難易度云々以前に精神的に本当にキツかった・・・
そして思い知った。
救いようの無い、煮ても焼いても食えないどうしようもない奴って
本当にいるんだって・・・(遠い目)

>【断言するよ。その行いは絶対に報われない。
君達が悪いんじゃなくて、これはもう妖精の限界なんだ。
気まぐれで、幼稚で、恩知らずの恥知らず。
それはもう、あのバカどもを見てわかってくれたろ？】
あぁわかっているよトトロット。
自分達もそれはもう嫌ってほど分かっている。
自分だってあんなのは救う気なんてさらさら無い。
自分達が救いたいのは・・・(血が出るほど強く手を握り締める)

>【ここにはもう、罪しかない。終わりのない罰しかない。
救いなんて、罪人自ら手放した。
…だから、もう傷付かないでおくれ。
この地の負債は、全部ボクが連れて行くから】
そして、声が掻き消える。それは、妖精騎士トトロットの末期の呟き。
【──あぁ。どうせなら。
トネリコが目指した、夢みたいな理想郷。君達を招きたかったなぁ……──】
・・・呪いを受け入れ、ヴぉーディガーンとひとつになっても、
やっぱり君は、今もトネリコの心優しい妖精騎士だよトトロット。(涙ぐむ)

妖精國のあまりの有様に精神的に疲弊する楽園カルデア。
そこに届く妖精騎士トトロットの言葉。
どうかここから去ってくれ。そしてモルガンを頼むという、
彼女らしいメッセージ。

君の想いは理解したよトトロット。
・・・けど、納得はしない。
なにより、楽園カルデアの旅路を決めるのは君じゃない。
黄金の旅団を甘く見るなよ！！

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