父ほどの天才ではないラインハルトの息子アレク。
ミッターマイヤーを父と呼ぶロイエンタールの息子フェリックス。

英雄たちに救われなかった者たちはやがて彼らの敵になった。
一万一千隻の味方を生還させながら、誰にも救われなかった叩き上げの老将。
「守護天使」を率い、帝国軍から「死神」と恐れられる、姓も階級もない男。
神を信じぬまま、「聖将」となって二万隻を率いる海賊商人。
門閥貴族制を憎みながら、自分を拾った貴族への恩を捨てられない軍官僚。
民主主義を愛しながら、ヤン・ウェンリーを「共犯」と呼ぶ革命家。

帝国も同盟も忘れた者たちに、船を与え、居場所を与えた国があった。
その旗には、金色の樹が描かれていた。
後世の史家が「キベロン事件」と呼ぶ日を境に、銀河は再び動き始める。

新たなる敵――神聖黄金樹教国。

父とは違う皇帝になろうとするアレクと、英雄の子ら。
英雄たちの時代にも、その後の平和にも救われなかった者たち。

これは英雄の残光が消えぬ銀河を生きる者たちの物語である。

銀河の歴史がまた一ページ。

【全五部構成】

第一部 この静けさを、平和と呼んでいた――序章 ★現在投稿中★
第二部 この戦を、まだ誰も知らない
第三部 戦い方は、死者に訊く
第四部 それでも、人は祈る
第五部 朝市がひらく――終章

※第一部は全53話まで執筆済み。
2026年8月22日(土)20:00、第一部完結予定。

※本作はらいとすたっふルール2015年改訂版に従い執筆しております。
※本文には原作本編のネタバレ、および原作に登場しないオリジナルキャラクター・オリジナル陣営・オリジナル設定を含みます。
※ごく一部ですが原作キャラクターの死を含みます。

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