「ゴブリンはいなくなった。代わりに死神が現れた。」

辺境の街周辺から、突如としてゴブリンの姿が消えた。
街に訪れた、不気味なまでの静寂。
しかし、それは平和の訪れを意味してはいなかった。
小鬼の消失と入れ替わるように発生する、凄惨な連続猟奇殺人事件。

犯人として目撃されたのは、見慣れた鉄兜を被り、「ゴブリンを殺せ」と呟きながら、不可視の衝撃で万物を粉砕する正体不明の怪人物――通称『死神』

自らにかけられた「殺人者」の汚名を晴らすため、そして小鬼を根絶やしにした「未知の脅威」を排除するため、ゴブリンスレイヤー一党は調査を開始する。

調査の果てに彼らが目撃するのは、かつての悲劇が産み落とした、あまりにも残酷な「救済」の成れの果て。

これは、誰にも触れられたくないと願う少女の悲鳴が、世界を拒絶する暴力へと変わる物語