鬼である妹・禰豆子を庇う竈門炭治郎の前に、静かに“間に立つ”一人の隊士がいた。
その男の名は、真壁堅。
柱ではない。
だが、ただの隊士でもない。
派手に目立つわけではなく、誰より前へ出るわけでもない。
それでも彼は、崩れそうな場に立ち、判断が早すぎる時に一拍置き、切り捨てられそうなものを一度受け止める。
鬼殺隊の中で、誰かが“壊れないための場所”に立ち続ける男――それが真壁堅だった。
これは、そんな一人の隊士が、炭治郎たちと出会い、戦いの時代を支え、生き抜いていく物語。
目立たずとも、確かに誰かの支えとなる者の物語。
※本作は当初『鬼滅の刃 外伝 「礎」』として構想していましたが、執筆を重ねる中で、外伝という枠よりも“本編の地続きにある物語”として描く意識が強くなったため、タイトルを『鬼滅の刃 ― 礎 ―』へ改めました。
キービジュアル
【挿絵表示】
- 第一話 ― 崩れない背 (改)
- 第二話 ― 水柱の頼み
- 第三話 ― 蝶屋敷の昼
- 第四話 ― 岩のような人
- 幕間 ― 我妻善逸の最悪な一日
- 第五話 ― 軽い稽古
- 第六話 ― 列車の前
- 第七話 ― 届かなかった場所
- 第八話 ― 傷を抱えて進む
- 第九話 ― 立て直すということ (改)
- 幕間 ― 不動
- 第十話 ― 守るために立つ
- 幕間 ― 炎の残り火
- 第十一話 ― 再び、前へ
- 第十二話 ― 持っていくもの
- 第十三話 ― 崩れる前に
- 第十四話 ― 戻る場所
-
遊郭編
- 第十五話 ― 派手な任務
- 第十六話 ― 花街
- 第十七話 ― 崩さないために
- 第十八話 ― 見えない違和感
- 第十九話 ― 輪郭
- 第二十話 ― 消えた部屋
- 第二十一話 ― 線になるもの
- 第二十二話 ― 奥へ続く音
- 幕間 ― 音の底side:我妻善逸
- 第二十三話 ― 合流する違和感
- 第二十四話 ― つながる先に
- 第二十五話 ― 下へ
- 第二十六話 ― 帯の中
- 第二十七話 ― 救出
- 第二十八話 ― 帯の主
- 第二十九話 ― 崩れる舞台
- 第三十話 ― 届く刃
- 第三十一話 ― 違和感
- 第三十二話 ― 崩れた先
- 第三十三話 ― 表れた戦場
- 第三十四話 ― 剥がれた奥
- 第三十五話 ― 崩れた均衡
- 第三十六話 ― 兄妹
- 第三十七話 ― 同時
- 第三十八話 ― 繋ぐ
- 第三十九話 ― 繋いだ先に
- 第四十話 ― 生生流転
- 第四十一話 ― 夜明け
- 幕間:前編 ― 夜明けの報
- 幕間 :後編― 動き出すもの
-
刀鍛冶の里編
- 第四十二話 ― 鍛えられる場所
- 第四十三話 ― 隠れ里
- 第四十四話 ― 打ち直すもの
- 第四十五話 ― 壊される形
- 第四十六話 ― 戻す足
- 第四十七話 ― 残る崩れ
- 第四十八話 ― 通る先
- 第四十九話 ― 霞柱
- 幕間 ― 不変を望む者
- 第五十話 ― 遠い記憶
- 幕間 ― 湯けむりの静
- 第五十一話 ― 眠る刃
- 第五十二話 ― 打ち直すもの
- 第五十三話 ― 柔らかな熱
- 第五十四話 ― 崩壊の予兆
- 第五十五話 ― 分かたれた戦場
- 幕間 ― 小さな火 (改)
- 第五十六話 ― 崩さぬために
- 第五十七話 ― 届かぬ刃、繋ぐ火 (改)
- 第五十八話 ― 支える背 (改)
- 第五十九話 ― 四つに裂ける (改)
- 第六十話 ― 読みの先
- 第六十一話 ― 見えた背
- 第六十二話 ― 押し潰すもの、通すもの
- 第六十三話 ― 憎珀天
- 第六十四話 ― 届く刃
- 幕間 ― 霞の奥(前編)
- 幕間 ― 霞の奥(後編)
- 第六十五話 ― 夜明けの縁
- 第六十六話 ― 通した刃
- 第六十七話 ― 分かたれた道 (改)
- 第六十八話 ― 朝日
- 第六十九話 ― 朝の中で
- 第七十話 ― 残ったもの
- 幕間 ― 朝を越えた鬼
- 幕間 ― 日へ至る鬼
-
柱稽古編
- 第七十一話 ― 柱稽古
- 第七十二話 ― 不動
- 第七十三話 ― 水の形
- 幕間 ― 流れの先
- 第七十四話 ― 止まった水
- 第七十五話 ― 流れ出すもの
- 第七十六話 ― しなる強さ
- 第七十七話 ― 蛇の道
- 幕間 ― 基礎(当然)
- 第七十八話 ― 押し通す
- 第七十九話 ― 届かない背中
- 第八十話 ― 霞の中
- 第八十一話 ― 霞の裂け目
- 第八十二話 ― 動かぬもの
- 第八十三話 ― 焼ける境界
- 第八十四話 ― 届いた熱
- 幕間 ― 支える者
- 第八十五話 ― 礎
- 第八十六話 ― 静けさの前
- 第八十七話 ― 静かな約束
- 幕間 ― 柱合報告
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無限城編
- 第八十八話 ― 前夜
- 第八十九話 ― 集結
- 第九十話 ― 崩れた戦場
- 第九十一話 ― 散る先
- 第九十二話 ― 勅命
- 第九十三話 ― 笑う鬼・九十四話― 届かぬ毒
- 第九十五話 ― 覚悟の内側
- 第九十六話 ― 選ぶ眼
- 第九十七話 ― 決意の内側
- 第九十八話 ― その身に宿すもの
- 第九十九話 ― 蝶と花と猪と
- 第百話 ― 静かな継承
- 第百一話 ― 雷一閃
- 第百二話 ― 雷の真髄
- 第百三話 ― 風柱
- 第百四話 ― 岩柱
- 第百五話 ― 奪取
- 第百六話 ― 闘鬼
- 第百七話 ― 名
- 第百八話 ― 名残
- 第百九話 ― 狛治
- 第百十話 ― 人と鬼
- 第百十一話 ― 赫刀
- 第百十二話 ― 顕現
- 第百十三話 ― 落月
- 第百十四話 ― 奪域
- 第百十五話 ― 不退転の礎 (改)
- 第百十六話 ― 鬼の王
- 第百十七話 ― 抗う者達
- 第百十八話 ― 礎国
- 第百十九話 ― 夜明けの足音
- 第百二十話 ― 継ぐ者達
- 第百二十一話 ― 払暁
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鬼舞辻無惨
- 第百二十二話 ― 継承
- 第百二十三話 ― 王と礎
- 第百二十四話 ― 曙
- 第百二十五話 ― 陽光
- 第百二十六話 ― 朝日
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エピローグ
- 百二十七話― 残された朝
- 百二十八話― 陽だまり (改)
- 百二十九話 ― 静かな席、 鮭大根と昆布締め
- 百三十話 ― 残った者
- 百三十一話 ― 派手な後日談
- 百三十二話 ― 霞の残したもの、終わりの庭、残る炎
- 百三十三話 ― 約束
- 最終話 ― 朝に残る
- あとがき
- おまけ編 ― 祝福の朝
- おまけ編 ― 礎の宿
- おまけ編 ― 静かな男は酔うと少し面倒くさい