ある日家に帰ると、妻と赤子が斧で殺害されていた。

 斧を持つのは物静かで、利口で、それでいて手のかからなかった義理の娘。内に秘めた狂った情欲に気づかずおきた惨劇を前に、父は咄嗟に猟銃を放つ。

 父が気づかなかったのは、娘の内心だけではなかった。化物と化した娘は、ある歓喜を浮かべその場を立ち去る。

 人から変異した怪物『人妖』を狩り、家族の復讐を果たす。そんな父の無謀な旅の始まりだったのは、義理の娘を拾った誕生日であった。

 
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